32)今日は嫌な雨の日でした。でもそんな雨にも負けず、我々は明日のライブに向けて最終練習を行いました。内山氏を含めての3人でのファドの練習も回を重ね、息も合ってきました。いや〜〜楽しかった♪ファドは基本的に2拍子の淡々とした進行の曲が多いの…
31)今、私がFado を歌う編成は基本的な編成「ポルトガルギター」と「ヴィオラ(アコースティックギター)」と私の三人です。リスボンの人達も一般的にはこの3人で哀感たっぷりのファドの音色を表現しています。 さて、このお話はここでは初めてするのです…
30) See fado Feel fado Touch fado Know FADO ❗️ いよいよ次のライブまで2週間となりました。前回の東京でのライブでは、緊張のあまりマイクを持つ手が震えて困惑した程だったのですが、ポルトガルで2回も突然お客様の前で歌う事になり、失敗もありました…
29)私達のCDもいよいよ最終段階に入ってきました。 今日はマスタリングをして下さる吉岡さんの仕事場にお邪魔しました。 マスタリングとは、簡単に言うと各楽曲のボリュームや、曲と曲の間の時間を調整して、収録曲をバランスよく並べる作業です。 今回、吉…
28) 6月10日はポルトガルの日。ナショナルデーです。ポルトガル人にとって大切な祝日です。ポルトガルはご存知のように、ヨーロッパ大陸の端っこにしがみついているような国です。隣には強〜〜いスペインが!うーーんこのシチュエーションって、、、通勤…
27)世の中には色々な音楽の種類が有ります。それを表現する為に様々な楽器があります。 でもファドに必要なのはズバリ、ギター。 ギターだけです。 ギターが無ければ絶対にファドの音色にはなりません。どんなに高級なピアノやバイオリン、アコーディオンな…
26)5月ももう終わりですね。5月といえば、、、ポルトガルのファティマの奇跡のお話を御存知でしょうか? リスボンから北に120キロ程の所にファティマという、人口僅か1万人程の村が有ります。 1917年5月13日、その村の幼い3人の子供の前に聖母マリア…
25)ゴールデンウィークが終わったら一気に夏めいてきましたね!ポルトガルで録音してきた愛しい音源達もいよいよミックスダウン完了が見えてきました。先日はCDに付けるブックレットの写真を選んで蓮見氏が見本を作ってくれました。リスボンで撮影したア…
24)リスボンの食事が大変美味しい事は何回か書きましたが、これはかなり公平に見てもヨーロッパでもトップクラスの美味しさだと思います。現にリスボン空港にあるポルトガル航空のラウンジは、食べ物の充実度が評価されて世界のラウンジの番付でトップ5…
23)ポルトガルでのレコーディングを終えてから、約3週間。今は、持ち帰ったレコーディング音源をミックスする作業をしています。ミックスとは、レコーディングスタジオで録音したそれぞれの楽器(もちろん歌も)の音の響きやヴォリューム、位置等をバラ…
カモンイス広場 22)シントラとカスカイスへの日帰り旅行を終えてアパートに戻った時はまだ夕方6時頃でした。 今夜のギイダ先生との8時の待ち合わせまで少し時間が有りましたが、ゆっくりもしていられません。私は冷たいビールを冷蔵庫から出して一口飲…
21)レコーディングの翌日は私達のポルトガル最終日。明朝には私は日本へ蓮見氏はドイツへと、この地を後にしなければなりません。この日は、<スタジオでレコーディングしたデータを、夜8時にギイダ先生から受け取る>という約束が有るだけでした。つま…
photo A . Hasumi20)フィリップさんのスタジオでのファドのレコーディングが終わった時、まだ夕方5時前でしたのでまだまだ外は日差しがたっぷりでした。それもそのはず、サマータイムになる前の昨日までは4時だったのですから。そしてここ数日のリスボ…
19)日本は毎日憂鬱なお天気が続きますね。リスボンは毎日すっきりと晴れて気持ちがよかったです。リスボンのアパートのそばにはファドを聞かせるレストラン、「casa de Fado」が沢山ひしめき合っていてよりどりみどりだったのですが、2回続けて行ったお店…
18)さあ、我々はこれから6時間で9曲をレコーディングしなければなりません。かなりタイトなスケジュールですから、なるべく少ないテイクでOKテイクを録らなければなりません。「Abandono」という曲からレコーディングが始まりました。この曲は、とても…
17)現地ギタリストとも音合わせが進み、今日はいよいよレコーディングです。この為に、はるばるLISBOAまでやって来たんですよ我々は!「はあはあ」と、息荒くテンションも上がります。こちらに来てからほぼ毎日アパートの部屋で練習もしていた真面目な私…
photo by A . Hasumi16)さて、こちらに来て7日目。いよいよ現地のギタリストとの初顔合わせが有りました。 今回我々と一緒にFADOを演奏してくれるのはTiago Mornaさん。事前にyoutube 等でどんな人かは確認していたのですが、ポルトガルギターでラップミ…
15)リスボンのアルファマ地区にはFADOの店が集中している事は以前書きましたが、そのアルファマに数有るCASA DE FADO の中でも、テージョ川のほとりに近い南の端に、とても美しいお店が有ります。マルケスダセ「Restaurante Marquês da Sé」です。お店の…
14)リスボンFADO修行の旅で私が今回滞在しているのはホテルではなく、アパートです。アパートといっても本当に住むアパートというより、アパートスタイルのホテルという方が正しいかもしれません。フロントも何も無いので、自分で鍵をあけて荷物を運び入…
13)今回私にヴォーカル指導して下さるのは、グイダ デ パルマ先生。ジャズとボサノヴァのミックス、「ジャジーニョ」を作り出したカリスマ的なポルトガル人シンガーです。日本にも来日してブルーノート東京や京都でライブをなさった凄い人です。そんな人…
12)さて、私がリスボンに来てまず行こうと思っていた所。それはアマリアロドリゲスの眠っているサンタ エングラシア教会です。私のFADOのレパートリーの殆どは彼女の曲ですし、彼女の曲を私が歌わせてもらっている事を許してもらいたかったのです。そうい…
11)ボンディア!昨夜遅く、フランクフルトを経由してリスボンに到着しました。今回の旅の目的は、勿論FADO修行です。ポルトガル語の勉強でお世話になっている先生に色々とアドバイスして頂きながら、私のファドのブラッシュアップと現地ポルトガルギターの…
10)ファドのルーツは何処からなんでしょうか?*地中海を越えて侵略して来たイスラム世界から伝わった*ポルトガルが植民地支配していたブラジル等の奴隷が持ち込んだ*中世の吟遊詩人の音楽だった等々色々な説が有りますが、どの説もはっきりとした根拠を…
9)前回のライブで、歌詞の意味をお客様に伝える方法に課題が見つかったので改善点を織り交ぜ、明日の六本木でのライブに向けてプログラムを作ってみました。 ポルトガル語の歌詞は日本人には難しいので、英語のように「聞いていてなんとなく意味が分かる」…
8)ポルトガルのレストランに必ず置いてあるのが「VINHO VERDE」緑のワインです。極々微発砲ですっきりしていてとても飲み易いワインです。アルコール度数も普通のワインより少し低いので、昼間から美味しくいただけます♪お値段も安く、一本飲んでも大丈夫…
7)ちょっとレパートリーが増えてきたので少しお客様の前で歌うことになり、リハーサルを重ねています。もっとも、ギタリストとヴォーカルだけのアコースティックユニットですので、リハーサル場所はカラオケ店だったり、スタジオだったり、家だったり。マ…
6)日本でファディスタ(FADO歌手)というとほぼ女性ですが、本場リスボンには沢山の男性ファディスタが居ます。第一回目のブログでもご紹介した「アルフレッド.マルセネイロ」は、ポケットに手を入れタバコを手に持って歌うという男性ファディスタのスタイ…
5)今日はポルトガル語のレッスンの日です。前回のレッスンで先生が、「FADOは発音が一番大切だから一度貴女の歌ったFADOを聞かせて下さい。なんなら此処で歌ってもいいんだよ」とおっしゃったので、教室で歌うのは近所迷惑かもという事で自宅で自分の歌を…
4)日本で一番(たぶん世界でも)有名なファド歌手はアマリア ロドリゲスであると言っても過言ではないでしょう。彼女はポルトガルのみに留まらず、世界中でその歌声を披露してFADOという音楽を広めた功績者でもあります。日本にも1970年の大阪万博の時に初…
3)FADOの演奏に欠かせないのはポルトガルギターとヴィオラです。ヴィオラは一般的なクラシックギターですが、ポルトガルギターは日本でも持っている人はほんの僅かで、本物の音を聞いた事の有る人もまだ少ないかもしれません。この2本のギターはそれぞれ…