『FADOの有る生活 A vida com Fado』  ポルトガル音楽ファドを愛する私のブログ Eu sou uma cantora japonesa cantar fado.      Fado修行の日々や地中海地方の文化についても綴っていきます

ポルトガルの #FADO(ファド)を歌う渡辺エマのブログです。FADOやポルトガルについて紹介します。ポルトガルには他にもワインや料理、世界遺産等魅力が一杯!サッカーのロナウドの故郷でも有ります。

12)まずは、まずはAmaliaに逢わなければ!

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12)さて、私がリスボンに来てまず行こうと思っていた所。
それはアマリアロドリゲスの眠っているサンタ エングラシア教会です。
私のFADOのレパートリーの殆どは彼女の曲ですし、彼女の曲を私が歌わせてもらっている事を許してもらいたかったのです。
そういう挨拶をしなければいけないと思う位、彼女の曲には彼女の想いや命がこもっているように感じられます。
そして何より、やはりFADOはその位魂をぶつけないと歌えない音楽です。
大げさかもしれませんが、アマリアが魂をぶつけた曲に、私の魂もぶつけさせていただくお願いをしたという感じでしょうか、、。
今回の宿泊地バイロアルトのアパートから(このアパートの事はまた次に書きますね!)iPhone6+のグーグルマップに目的地を設定して歩きはじめたのはいいのですが、リスボンはとんでもなく起伏の激しい街。
グーグルマップでは徒歩15分となっていましたが実際には1時間以上かかってやっと辿り着きました。
途中で「休んでビールでも飲みたい!」という誘惑と戦いながら、、、。

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さて、やっと辿り着いたサンタ エングラシア教会はFADOハウスが立ち並ぶアルファマ地区を見おろすわりと寂しい所に有ります。
1時間もデコボコの石畳の道を歩きやっと辿り着けば気分は巡礼者。
アマリアに対する想いも高鳴ります。
教会の入り口で血走った眼で「アマリアのお墓は何処?」とまず尋ねる私に、入り口のお兄さんもなんだか引き気味?笑

さて、アマリアは教会を入って右手の小さな部屋に安置されています。

普通は教会に入るとまず屋上への階段の案内をされ、皆そちらに行くので、アマリアのお墓の方へ行く人は居ません。
とても静かな環境でアマリアに逢うことが出来ました。

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「Amalia ご挨拶が遅れてごめんなさい。
貴女の大切なFADO、私も歌わせて戴きたいのです。」

棺に手をあてながら本当に口に出して言ってみました。

とても静かな 神秘的な 時間でした。

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アマリアはいつもここからアルファマの街に響くFADOを聴いてるんですね!
全てが美し過ぎて、朝から何も食べていない事を忘れていました。
マズい。
燃料切れかも。
1時間かかった道のりをまた戻らなければいけないのに、、、。

ということで、またまた歩いてアパートのそばまで戻ってきて、昨日から気になっていた「Sea me」というレストランに入ってみました。

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入ってすぐは生牡蠣などを食べられるカウンター。
奥には寿司カウンター。
魚が新鮮な状態で陳列され、好きな魚を選んで好みの調理法で料理してもらうサービスまであります。
まるで日本の海鮮居酒屋みたいなスタイルです。
メニューにも
「TEMPURA」
「URAMAKI」
「SASHIMI」
「GUNKAN MAKI」
等々、日本風の名前がずらり。
でも、ヨーロッパのこの手の店ではいつも名前とは違う料理が出て来てびっくりさせられるからなあ、、。
と、半分警戒しながら「海老のてんぷら」と「サーモンのたたき」を頼みました。

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「海老のてんぷら」何故か衣にはアーモンドスライスが、、、。
そしてタレは酢醤油でした。
でも、サクサクして美味しかったです。

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こちらは「サーモンのタタキ」右に有る丸いアイスクリームのようなものは、「ワサビのアイス」でした!
茶色くて丸いのは味噌だれ。
このサーモンはとっても美味しかったです!これだけで白ワインをおかわりして2杯も飲んでしまいました。
奥に見えるのは「ごはん」です。なぜか寿司飯でしたが、これがまた酸っぱくてワインがすすみました。
これで20ユーロ程。まあまあのお値段ですよね。
地元では、最先端のおしゃれなスポットとして人気があるようです。
お店の場所はバイロアルトの坂の下、カモンイス広場のすぐそばです。

SeaMe

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