『FADOの有る生活 A vida com Fado』  ポルトガル音楽ファドを愛する私のブログ Eu sou uma cantora japonesa cantar fado.      Fado修行の日々や地中海地方の文化についても綴っていきます

ポルトガルの #FADO(ファド)を歌う渡辺エマのブログです。FADOやポルトガルについて紹介します。ポルトガルには他にもワインや料理、世界遺産等魅力が一杯!サッカーのロナウドの故郷でも有ります。

43)酒蔵でFADO ~ 魔法の時間でした!

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43)9月22日待ちに待った竹原市でのライブの日です
Nós fizemos um concerto na cervejaria de 1863.
De material de construção destinado tudo natural.
Bambu local é colado nas paredes, fluxo de água subterrânea sob o piso, a grande árvore velha é usado no teto, e uma garrafa de vidro de bebidas alcoólicas tem sido firmemente colocado na sala.
Que em todas as coisas do nosso fado é som, ele criou um grande eco.
A cor quente da luz, multidão de capacidade, drifts aroma de amor bem no quarto.
Foi um momento bonito, como um sonho


昼間ちょっと出かけて回転寿しを食べ(Tiagoさん大喜び!)夕方会場に入りました。

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創業文久3年(1863年)の藤井酒造さんの古い酒蔵は、一部分が酒蔵交流館として開放されていて、龍勢をはじめとする藤井酒造さんの全量純米酒やおしゃれな酒器等を購入出来ます。

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その酒蔵は大変大きさが有り、普通の体育館より大きいくらいに奥行きも幅も有ります。
私達のライブ会場は、その店舗部分の横のとても広い場所で行われました。

 

酒蔵にお客様が100人程入れるスペースを作り(藤井酒造の社長自らフォークリフトを運転してスペースを作ってくださっていました!)、照明、音響、受付、日本酒のショットバーまで出来ていました!
このお話の最初から竹原市NPO法人を取り仕切っておられる土居さんが色々と動いてくださり、当日も地元のNPO法人の方々が来て会場を準備して下さっていたのです。
NPOの方々は宣伝、チケット販売、設営、受付、CD販売、片付けまで,全部引き受けて下さり、予想以上にとてもとても立派なコンサートになっていました。

 


小さな竹原市が街並を保存し,全国からお客様を引きつけ続けている原動力はこういう地域の結束に有るのかなあと思いました。

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そして、酒蔵に夕闇が迫って来た時の魔法のようなあの感覚を,何と説明すればいいのか、、、
衣装に着替えて満席のお客様が待っている会場に向かう時に,酒蔵の古い扉から見えた外の藍色の夕闇とひんやりした土間の空気、、かすかに響き渡る秋の虫の音。
胸がしめつけられるように美しい、、まさに「逢魔が時」とはこういう瞬間ではないかというような、不思議な感覚に襲われました。
おそらく一生忘れられないでしょう。

 

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そんな不思議な感覚のまま会場に染み渡るティアゴのポルトガルギターの音色。
私の大好きな曲carlos paredesの「 verdes anos」を弾いてくれています。
温かい明かりの灯る会場に沢山のお客様、ほんのり香る甘い日本酒のかおりと建物の木や土の匂い。。。。せつなく響くギターの音。。
こんなに贅沢な場面は今までに見た事がありません。

ティアゴのソロの後は蓮見氏のギターも加わって2人のインストゥルメンタルが会場の温度を一気に上げていきます。
さあ、私の出番も近づいてきました。
遠く島根県からも友人が見に来てくれています。
おそらく殆どのお客様がファドは初めてお聞きになるはず。
責任重大です。
意を決して私はその夜の魔法の中に飛び込みました!

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あとでビデオを見てびっくりしました。
お客様からみたステージが、まるでオーチャードホール?と思うくらい豪華に見えるのです。
壁に貼られた竹原の竹の装飾がすごく効果的に舞台を彩ってくれていたんですね!
また、この立派な竹には音も反響して一役買っているんだそうです。
凄いですね!
われわれもこの自然の空間を生かして完全にアコースティックで演奏させていただきました。

コンサート終了後も,NPO法人の方々がものすごい勢いで撤収作業をして下さり、あっという間に魔法の空間は消え去りましたが、その後の打ち上げでいただいた藤井酒造の全量純米酒「酒の道」をいただいた時に,グラスの中からふっとあの土壁の匂いと空気が漂って来ました。
これからも私はこのお酒を戴く度に,この時の事を思い出せるんだと思ってとても幸せな気分になりました。

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NPO法人ネットワーク竹原
NPO法人福祉ステーションただのうみ
NPO法人バンブースポーツクラブ
NPO法人作業所ゆうあい
NPO法人ふれあい館ひろし
藤井酒造酒蔵交流館
ドリュ―カフェダイニングバー
HOTEL大広苑

そしてご来場のお客様。。

本当にありがとうございました

今回の企画を立てて下さった,NPO法人の副会長もされているドリューカフェダイニングバーの土居さん、お嬢さんがいらっしゃるのですが、なんとイギリスのロックバンドのメンバーとしてベースを担当し、メジャーデビューもされているんですよ!
すごい時代になりましたね!

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