『FADOの有る生活 A vida com Fado』  ポルトガル音楽ファドを愛する私のブログ Eu sou uma cantora japonesa cantar fado.      Fado修行の日々や地中海地方の文化についても綴っていきます

ポルトガルの #FADO(ファド)を歌う渡辺エマのブログです。FADOやポルトガルについて紹介します。ポルトガルには他にもワインや料理、世界遺産等魅力が一杯!サッカーのロナウドの故郷でも有ります。

24) リスボンあれこれ#1 飲んだり食べたり編

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24)リスボンの食事が大変美味しい事は何回か書きましたが、これはかなり公平に見てもヨーロッパでもトップクラスの美味しさだと思います。
現にリスボン空港にあるポルトガル航空のラウンジは、食べ物の充実度が評価されて世界のラウンジの番付でトップ5に入っています。
私の今回の旅は観光目的ではありませんでしたので、お食事も自炊だったりしてあまり食べる事には重点をおいていませんでした。
それでも、やはりなんだかんだと美味しい体験を沢山しました。

その中でもダントツNo1のお店から紹介します。

<Casa Da Índia Lda >
今回の旅のお”食事No1”は「焼き鳥」です。
え?焼き鳥?と驚かれると思いますが、、美味しいんです!
私達が滞在していたアパートはBairro Alto地区のcamoes広場近くにありました。
その広場まで出れば、路面電車に乗ったりタクシーを拾ったり地下鉄の駅に降りたり出来るので、毎日のように通っていたのですがその広場からほど近い所にいつも混雑している食堂がありました。
気どった所の少しも無い街の食堂です。
店先では鶏一羽分まるごとを魚の様に開いた物を沢山並べて焼いています。

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魚貝も有りますが、メインは何と言っても鶏です。
美味しそうな煙が外にも流れています。

店先でお惣菜として買っている人も沢山居ます。
ずっと気になっていたそのお店に、ある日の昼に蓮見氏と二人で入って食事したのですが、もう全てが素晴らしかったです!
鶏の開き焼きは究極のシンプル、ニンニクとマッサピメンタという赤ピーマンペーストだけで味付けし、丁寧にグリルしてあります。
適度に脂肪もあってジューシーでとっても美味しい!
私達は他の物も頼みましたので二人で1羽にしましたが、注文の仕方によっては一人で一羽いけちゃうんじゃないでしょうか。

もう一品頼んだアローシュ(海の幸のリゾット)これはリスボンで何度も食べていますが、やはりここがナンバーワンです!
汁気が少なめのリゾットで、イカやエビ、貝などからとっても上品なうまみが出ています。

2人で感動しながら綺麗に平らげましたよ🎶

この店は本当に混んでいます。
我々の直ぐそばのテーブルに居た観光客らしきご夫婦は、いつまでも注文さえ出来ずに待たさるので怒って帰ってしまいました。
まあね、ヨーロッパに行ったら「ピアーノピアーノ」これはイタリア語ですが、「ゆっくりゆっくり」という意味です。
私が過去に何度も通ったイタリア旅行で学んだことです。
日本のようにスピーディーにはいきませんが、そこがヨーロッパのいい所ですよね♪
ヨーロッパに入ればヨーロッパに従え
私達も少し待たされましたが、あんな美味しいお肉を食べられたのですから待ってて良かった!

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また、我々の隣で食事していたカップルは我々より先にきて食事していたのですが、一通り食べ終わってもいつまでも長居しているので一旦追い出され、また列に並びなおして別のテーブルに案内されていました!!!
そんなにこのお店が好きなんでしょうか。
他にも地元の人がわんさか入れ替わり立ち替わり、殆ど皆さん鶏料理を目的に来店しているようでした。

そして、そのお店で飲んだビーニョヴェルデがまた凄かったのです。
これも今回の旅の”ワインNo1”でした。
あまりにも美味しくて同じ物をおかわりして、二人で昼間から2本も飲んでしまいました。
甘さも香りも発泡具合も最高でした!
このワインが日本で手に入らないか調べましたが、売っている所は今は無いようです。
ああ、、またこのお店に行って焼き鳥とワインを堪能出来るのはいつなんでしょうか?
待ち遠しいです。。。。

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いかがですか?
★焼き鳥
★海の幸のアローシュ(リゾット)
★ビーニョヴェルデ
No1が3つも揃ったお店です!
もちろんお値段も、観光客向けの店とは違って、地元値段です。
だからワイン二本飲んでも大丈夫♪
お店の場所はCamoes広場からRua do Loretoという通りを線路に沿って上ってすぐ左側です。
外からも鶏を焼いているのが見えるのですぐ分かるはずです。
Casa Da Índia Lda (encarnação)
Rua do Loreto
1200-241 Lisboa
+351 21 342 3661
12:00~1:00


次にご紹介するのは<A Licorista O Bacalhoeiro>
Rossio広場からテージョ川の方角にのびる細い道に入ってすぐのこのお店は、入り口が2つ有ります。
一見違う店のようですが、中でつながっています。
向かって左が青いチェックのテーブルクロス、右が赤いチェックのテーブルクロスがかかっているのが外から見えます。
青の気分だったので(意味不明?)左のお店に入りました。

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お店の中は天井が高くて、まるでファドハウスのように石造りのアーチの天井が美しい作りです。
店の名前にもなっているバカリャウ(干した鱈の料理)や、魚料理を頼む人が多いですが、バカリャウはもう何回も食べているので、私はツーリストがよく食べているのを見かけるのに、まだ一度も食べた事がなかった「bitoque」ビトックを注文しました。
ビトックとは、ステーキの上に目玉焼きがのっていてそれにジャガイモ等が添えられている物です。
いかにも観光客向けの店の各国語で表示されたカラー写真付きメニュー表に載っているあれです!
無難なメニューという感じですが、ポルトガルでまだ一度も食べたことが無かったので、ずっと試してみたかったのです。f:id:masakofado:20150501150557j:plain

この時は豚肉のビトックと、一人だったのでワインも半分(500ml)のデキャンタで注文してお料理を待ちました。
運ばれて来たビトックはあっさりとした塩味のポークソテーに玉子、山盛りのポテトフライ、サラダ、薄味で調理したお米がついていました。

お肉は脂身の無い赤身のお肉で、塩とニンニクのあっさりとした味でとても食べ易いです。
付け合わせのお米も薄味なんですが、これがと〜ってもいいダシがしみたピラフのような味で癖になる美味しさでした。
このご飯が付いているのでパンも要りません。
ポテトは多過ぎて全部は食べられませんが、サラダも付いているしあっさりした食事がしたい時は豚のビトックはお勧めです。

これはリスボンではどこのレストランでも食べられるメニューです。
A Licorista O Bacalhoeiro
Rua dos Sapateiros 218
1100 Lisboa
351 21 343 1415

<サクランボのお酒<Ginginhado Carmo>>
その店で私が一人でワインをデキャンタで飲んでいたからか、お店の人が食後に「ginja」というサクランボのリキュールを出してくれました。
濃い綺麗な赤い色でサクランボの味はあまり感じられませんでしたが、すっきりしてほんのり甘くて美味しかったです。
このジンジャはオドビス地方の特産だそうです。
そういえば、バイロアルトのアパートからロシオ広場やアルファマ方面へ歩いて行く通り道の階段の途中にジンジャ専門の「ginja  bar」が有りました。
階段の段差で生まれた無駄なスペースを利用したような小さなお店です。

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リキュールだけの(しかも立ち飲み)バーなんて珍しいですよね♪
寒い冬にちょっと寄って一杯飲んで身体を暖めたりするのにいいかもしれません。
このginjaは珍しいのでお土産にも良いと思います。

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Ginginha do Carmo
Calçada do Carmo 37
1200-090 Lisboa
+351 916 652 660

http://ginginhadocarmo.blogspot.jp



<日本食>

リスボンに着いてすぐ3月23日のブログにも書きましたが、ここリスボンには日本食のお店が沢山有ります。

中でもお寿司屋さんはリスボンのあちらこちらに有り、お店選びをちゃんとすればなかなか美味しいお寿司が食べられます。

シアード地区に在るショッピングビルArmazens do chiado

http://www.armazensdochiado.com

の最上階のフードコートにも綺麗なお寿司コーナー(お店の名前もSUSHI Corner!)が有ります。
店内の壁には「I'm a sushi lover!」なんて書いてあります。

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また、4月21日のブログで紹介したourique市場

http://www.mercadodecampodeourique.pt

のお寿司コーナーも小綺麗できちんとしています。

また、市電やタクシーの窓から街並みを眺めると、ちらほらお寿司屋さんが有るのを見る事が出来ます。

流石、魚を沢山食べるポルトガルです。
お寿司に関してはヨーロッパの中でも先進国だと言えます。

さて、昨日5月1日からミラノ万博が始まりました。
今年の万博のテーマは「食」です。
日本館では世界遺産にもなった「和食」を紹介することによって、日本の「もったいない」精神や、自然と共生する文化を世界に知ってもらう展示やイベントが行われています。
私も日本館で使われる音楽の一部で歌を歌わせて頂いています。
もしも会期中にミラノにいらっしゃったら是非万博会場に足を運んでみてくださいね!

www.expo2015.jp

 

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