2015-01-01から1年間の記事一覧
photo A . Hasumi20)フィリップさんのスタジオでのファドのレコーディングが終わった時、まだ夕方5時前でしたのでまだまだ外は日差しがたっぷりでした。それもそのはず、サマータイムになる前の昨日までは4時だったのですから。そしてここ数日のリスボ…
19)日本は毎日憂鬱なお天気が続きますね。リスボンは毎日すっきりと晴れて気持ちがよかったです。リスボンのアパートのそばにはファドを聞かせるレストラン、「casa de Fado」が沢山ひしめき合っていてよりどりみどりだったのですが、2回続けて行ったお店…
18)さあ、我々はこれから6時間で9曲をレコーディングしなければなりません。かなりタイトなスケジュールですから、なるべく少ないテイクでOKテイクを録らなければなりません。「Abandono」という曲からレコーディングが始まりました。この曲は、とても…
17)現地ギタリストとも音合わせが進み、今日はいよいよレコーディングです。この為に、はるばるLISBOAまでやって来たんですよ我々は!「はあはあ」と、息荒くテンションも上がります。こちらに来てからほぼ毎日アパートの部屋で練習もしていた真面目な私…
photo by A . Hasumi16)さて、こちらに来て7日目。いよいよ現地のギタリストとの初顔合わせが有りました。 今回我々と一緒にFADOを演奏してくれるのはTiago Mornaさん。事前にyoutube 等でどんな人かは確認していたのですが、ポルトガルギターでラップミ…
15)リスボンのアルファマ地区にはFADOの店が集中している事は以前書きましたが、そのアルファマに数有るCASA DE FADO の中でも、テージョ川のほとりに近い南の端に、とても美しいお店が有ります。マルケスダセ「Restaurante Marquês da Sé」です。お店の…
14)リスボンFADO修行の旅で私が今回滞在しているのはホテルではなく、アパートです。アパートといっても本当に住むアパートというより、アパートスタイルのホテルという方が正しいかもしれません。フロントも何も無いので、自分で鍵をあけて荷物を運び入…
13)今回私にヴォーカル指導して下さるのは、グイダ デ パルマ先生。ジャズとボサノヴァのミックス、「ジャジーニョ」を作り出したカリスマ的なポルトガル人シンガーです。日本にも来日してブルーノート東京や京都でライブをなさった凄い人です。そんな人…
12)さて、私がリスボンに来てまず行こうと思っていた所。それはアマリアロドリゲスの眠っているサンタ エングラシア教会です。私のFADOのレパートリーの殆どは彼女の曲ですし、彼女の曲を私が歌わせてもらっている事を許してもらいたかったのです。そうい…
11)ボンディア!昨夜遅く、フランクフルトを経由してリスボンに到着しました。今回の旅の目的は、勿論FADO修行です。ポルトガル語の勉強でお世話になっている先生に色々とアドバイスして頂きながら、私のファドのブラッシュアップと現地ポルトガルギターの…
10)ファドのルーツは何処からなんでしょうか?*地中海を越えて侵略して来たイスラム世界から伝わった*ポルトガルが植民地支配していたブラジル等の奴隷が持ち込んだ*中世の吟遊詩人の音楽だった等々色々な説が有りますが、どの説もはっきりとした根拠を…
9)前回のライブで、歌詞の意味をお客様に伝える方法に課題が見つかったので改善点を織り交ぜ、明日の六本木でのライブに向けてプログラムを作ってみました。 ポルトガル語の歌詞は日本人には難しいので、英語のように「聞いていてなんとなく意味が分かる」…
8)ポルトガルのレストランに必ず置いてあるのが「VINHO VERDE」緑のワインです。極々微発砲ですっきりしていてとても飲み易いワインです。アルコール度数も普通のワインより少し低いので、昼間から美味しくいただけます♪お値段も安く、一本飲んでも大丈夫…
7)ちょっとレパートリーが増えてきたので少しお客様の前で歌うことになり、リハーサルを重ねています。もっとも、ギタリストとヴォーカルだけのアコースティックユニットですので、リハーサル場所はカラオケ店だったり、スタジオだったり、家だったり。マ…
6)日本でファディスタ(FADO歌手)というとほぼ女性ですが、本場リスボンには沢山の男性ファディスタが居ます。第一回目のブログでもご紹介した「アルフレッド.マルセネイロ」は、ポケットに手を入れタバコを手に持って歌うという男性ファディスタのスタイ…
5)今日はポルトガル語のレッスンの日です。前回のレッスンで先生が、「FADOは発音が一番大切だから一度貴女の歌ったFADOを聞かせて下さい。なんなら此処で歌ってもいいんだよ」とおっしゃったので、教室で歌うのは近所迷惑かもという事で自宅で自分の歌を…
4)日本で一番(たぶん世界でも)有名なファド歌手はアマリア ロドリゲスであると言っても過言ではないでしょう。彼女はポルトガルのみに留まらず、世界中でその歌声を披露してFADOという音楽を広めた功績者でもあります。日本にも1970年の大阪万博の時に初…
3)FADOの演奏に欠かせないのはポルトガルギターとヴィオラです。ヴィオラは一般的なクラシックギターですが、ポルトガルギターは日本でも持っている人はほんの僅かで、本物の音を聞いた事の有る人もまだ少ないかもしれません。この2本のギターはそれぞれ…
2 ) ポルトガルのFADOには2種類有ります。「リスボンのFADO」と、「コインブラのFADO」です。 リスボンのFADOは一般的に一人の歌手と2〜3人のギタリストからなるものです。歌手には男性も女性も居ます。歌のテーマはとても人間的で、リスボンの庶民の暮ら…
1)「FADO」それは リスボンの人々が愛してやまない心の歌 ファド歌手修行中の私が、大好きなFADOやポルトガルの文化についてご紹介します。 1) FADO(ファド)の流れる町ALFAMA(アルファマ)ヨーロッパの西の果てポルトガル。大西洋の入り口のポルトガル。…