『FADOの有る生活 A vida com Fado』  ポルトガル音楽ファドを愛する私のブログ Eu sou uma cantora japonesa cantar fado.      Fado修行の日々や地中海地方の文化についても綴っていきます

ポルトガルの #FADO(ファド)を歌う渡辺エマのブログです。FADOやポルトガルについて紹介します。ポルトガルには他にもワインや料理、世界遺産等魅力が一杯!サッカーのロナウドの故郷でも有ります。

1)FADO!

1)「FADO」それは リスボンの人々が愛してやまない心の歌


 ファド歌手修行中の私が、大好きなFADOやポルトガルの文化についてご紹介します。

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1)  FADO(ファド)の流れる町ALFAMA(アルファマ)

ヨーロッパの西の果てポルトガル
大西洋の入り口のポルトガル
その昔沢山の冒険者が未知の世界へ漕ぎ出していきました。日本へ鉄砲をもたらしたのもポルトガル人だったのは教科書にも書いてありますね!
首都のリスボンは大西洋へと注ぐテージョ川の河口に位置しており、そのまわりに7つの丘が有る坂の町です。

ALFAMAは川に近い下町で、そこには沢山の「CASA DE FADO」ファドを聞かせる店があります。
ポルトガルの国民的大スター、故アマリアロドリゲスもこの町ALFAMAを見おろす教会に眠っています。
FADOが始まるのは夜になってからですから、昼間はあまり人通りも無いのですが
私は昼のALFAMAがとても好きです。
人気も無く、昨夜の馬鹿騒ぎを後悔しているような、酔いが醒めてしらけてしまったようなそんなさびれた雰囲気が漂っているのです。
ただそこに有るのは夕べの夢の残り香だけ。。静寂に包まれた古い町。
石畳を歩く私の足音だけがひたひたと聞こえるだけ。
私は、この空虚さもFADOの心だと勝手に思ったりしています。

これが日本の繁華街だったらどうでしょうか?
夜、酒場として営業した店に、昼のランチ客が出入りし、ゴミ収集車が走り回り、あちこちのコンビニの自動ドアが開く度にアイドルか何かの元気な歌が流れてきます。
ほら、全然違いますよね!

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昼間のALFAMAが何故そんなに静かなのか?人口が少ないのか?あるいは昼寝て、夜の為に備えているのかはわかりませんが、客で溢れかえる夜のALFAMAよりも
昼のからっぽなALFAMAに私は「FADO」を感じるのです。
では「FADO」ってどんな音楽なのか。
今回は今一番私が好きな古典の曲を紹介します。
私も今この曲を練習中です。


fado Cravo - Alfredo Marceneiro - Fui de Viela em Viela - YouTube

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