『FADOの有る生活 A vida com Fado』  ポルトガル音楽ファドを愛する私のブログ Eu sou uma cantora japonesa cantar fado.      Fado修行の日々や地中海地方の文化についても綴っていきます

ポルトガルの #FADO(ファド)を歌う渡辺エマのブログです。FADOやポルトガルについて紹介します。ポルトガルには他にもワインや料理、世界遺産等魅力が一杯!サッカーのロナウドの故郷でも有ります。

32)2拍子のファドのグルーブはかなり気持ちいい♪

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32)今日は嫌な雨の日でした。
でもそんな雨にも負けず、我々は明日のライブに向けて最終練習を行いました。
内山氏を含めての3人でのファドの練習も回を重ね、息も合ってきました。
いや〜〜楽しかった♪
ファドは基本的に2拍子の淡々とした進行の曲が多いのですが、この二人はやはり只者じゃありませんよ!
凄いグルーブが生まれます!!
渋い 格好いい 気持ちいい、身体が自然に動いちゃう こんなファドも有ってもいいんじゃない?
この3人でリハーサルをするといつも新しいアイディアが湧いて来て、色々な事を試したくなります。
Zeppelinに挑戦するのもその一つです。
こんな格好いいZepサウンドが渋谷のこの狭いスタジオで繰り広げられているとはジミーペイジもビックリのはず。
また、蓮見、内山両氏のギターバトルもすごいです。

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私は自分の歌も忘れてみとれてしまいます。
ドイツ仕込みの蓮見ギターと、自他共に認めるギター狂作曲家内山氏のギターセッションですからね〜本当に凄いですよ!

世界で勝負できるクオリティです。

でも〜
私がこの二人の即興曲に「タイトルは?」と聞いたら返って来た答えは「新代田」だそうで、、、、、、、
あ、それは明日のライブの場所ね。
ベタなお答えに思わず笑ってしまいました。


日本で私達が生んだこんなセッション、ポルトガルの人はなんて言うかな〜?
ちょっと怖いけど。。。。

リスボンレコーディングからまだ3ヶ月ですが、とても長く感じます。
忙しく、このような濃い時間を過ごせている事に感謝して、明日のライブ頑張ります。

 

毎回ライブでは恒例にしようと決めている「歌詞付き解説パンフレット」も、やっと出来ました。
今回は豪華20ページ!
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31)世界初?ポルトガルギターとアコースティックギターの超クールなロックセッション

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31)今、私がFado を歌う編成は基本的な編成「ポルトガルギター」と「ヴィオラ(アコースティックギター)」と私の三人です。
リスボンの人達も一般的にはこの3人で哀感たっぷりのファドの音色を表現しています。


さて、このお話はここでは初めてするのですが、蓮見さんと私は都内の或る音楽サークルに高校時代に所属していた仲間です。
そのサークルはもちろんFADOには全然関係ありません。
バンド(Rockやフュージョン、ソウル等)を演りたい若者が集まっていたサークルです。


今ではすっかりクラッシックギタープレイヤーとして大活躍の蓮見氏もエレキギターを搔き鳴らしたりしていた時代があったわけです。
今でもスタジオで盛り上がるとディープパープルやヴァンヘイレンなどを弾いて楽しませてくれます。

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私は私でロックヴォーカリストとしてそのサークルで色々な先輩方(今では超有名人になった先輩もたくさんいます!)から刺激をもらっていました。
その後もロック系の歌手として長い間活動していたので、そんな蓮見さんのロッケンローラーなギタープレイも大好きです。

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そして、次のライブにゲストとして出演してくれる内山氏は、本業は作曲家です。
docomoのCMの2Cellosの「影武者」という曲、覚えていますか?
カッコイイ2人のクロアチア人のミュージシャンが白と黒の衣装でチェロを弾きまくるあのCMです。
あの作曲をした人ですから、もちろん大のロック好きです。
自身も学生時代からバンド活動やスタジオミュージシャンとしても活躍していた人です。
特に今回の我々のライブの為にポルトガルギターに挑戦して、日本でも数少ないポルトガルギターのギタリストの一員となった程ギター好き人間です。

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www.youtube.com


さあ、そんな実はロックも大好きな人達がスタジオに入るとどうなっちゃうかもうおわかりですよね♪
すごく豪華なツインギタージャムセッションが始まるともう止まりません。
しかも、一方はポルトガルギターですよ!

これはある日の練習風景です。この日はカラオケ店で練習でした。男性陣はいいな!ビールでご機嫌。私はおあずけ、、、泣

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こんな音を聞いているのは世界でも私だけ。
ポルトガルギタークラシックギターが奏でるLed Zeppelin!!
すごーーーーくかっこいいです❗️

そうしたら私だって黙ってはいられません。
かつては友人とツェッペリンコピーバンドで何回かライブもやった人間です。
勿論彼らの狂宴、いや共演 に参戦しないわけがありません♪♪

こんな音は世界で初めてだと思います。
ポルトガルでこういう事をやっている人が居るのかなあ?
(今度ティアゴ君に聞いてみましょう。)

次の新代田でのライブではこれも演ろうと思います。
わーい!
こんなオマケの時間を自分たちがとっても楽しみにしている、、、というお話でした。

7月4日土曜日
新代田ブギーストック
『FADO Night』

渡辺エマ(Vo)
蓮見昭夫(Ag)
内山肇(Ag)

時間:OPEN 19:00 / START 19:30

料金:前売2,000円 / 当日2,500円(別途2ドリンク代1,000円必要)

『BOOGIE STOCK』
〒156-0042
東京都世田谷区羽根木1-4-18
TEL:03-3324-3923
E-mail:boogiestock@yahoo.co.jp

Twitter:@BOOGIE_STOCK
https://twitter.com/BOOGIE_STOCK
Facebook:BOOGIE STOCK
http://www.facebook.com/BOOGIESTOCK

※京王井の頭線、新代田下車、徒歩1~2分。
環七横断歩道渡り右側へ。
次信号過ぎ東京都民銀行過ぎ、直ぐの左側黄色の看板。

 

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30)FADOを見て FADOを感じて FADOに触れて FADOを知って!

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30)

See fado Feel fado Touch fado  Know FADO ❗️

いよいよ次のライブまで2週間となりました。
前回の東京でのライブでは、緊張のあまりマイクを持つ手が震えて困惑した程だったのですが、ポルトガルで2回も突然お客様の前で歌う事になり、失敗もありましたがその経験は私に大変高い経験値を与えてくれました。
やはり人間はどのような職業でも趣味でも

経験を積む事。
その経験によって自信を持つ事。
自信を持つ事によって余裕を持つ事。

それが自分の技を磨くのに一番大切な事だと思います。
だから、ポルトガルでの経験は私の宝です。

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そしてCDの発表時期もだんだん見えてきました。

今回のCDでは、ポルトガルに滞在して実際にレコーディングしたり、現地で歌ったりしていたあの時間より、日本に帰って来てからその音源をCD作品としてまとめ上げる作業の方が苦しく濃く長い時間でした。


毎日毎日、どうしたら「いい曲だなあ」「もう一度聞きたいなあ」と思っていただける音を作れるか、そればかり考えていました。

人が聞いて「いいな」と思う音楽にはジャンルは全く関係ありません。
何の予備知識も無く、突然ラジオから音楽が流れてきてもそれが素晴らしい作品であれば、多くの人が「良い曲だな」と感じるのが普通ではないでしょうか。
それがボサノバだろうと演歌だろうとロックだろうとクラシックだろうと、良い作品は「良い!」と思わせるパワーを持っているのです。

身の程知らずだと思われるかもしれませんが、私はそのレベルの作品を目指しました。
ファドというジャンルに関係なく、聞く人が「良い曲だね!」と感じる音楽。
その為に何回も何回も歌を歌いなおしました。
声のニュアンス、語尾の息づかい、ビブラート、思いつくことは全て試して比較してみました。
マイクにもいろいろ工夫して、ヴォーカルの音色がどうしたらその曲に一番ふさわしい音で録れるかも試しました。

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私の納得が行く迄レコーディングさせてくれたプリモレコードの内山氏、もう耳にタコができる程私の歌に付き合って戴きました。
でも、お陰様で今私に出来る最大限の音は録れたと思います。

古典のファドらしい曲から、映画にも使われた有名な曲、アマリア ロドリゲスの定番など、色々な曲を取り混ぜて収録することが出来ました。

日本ではまだFADOのCDは20枚もでていないと思いますが、そこに並ばせていただいて恥ずかしくない作品が出来たと自負しています。

私のポルトガル語の発音は先生が死物狂いで直して下さいました。
一つの曲の歌詞を二時間読み続けさせられた時は先生も私も倒れそうでした。
あまりにも同じ言葉を何回も言わされたので、一時期はその歌が歌えなくなってしまいました。
スランプというものでしょうか。
でも、そんな先生の特訓のおかげで発音もだいぶ良くなったはずです。

ジャケットの写真。
とってもとってもとっても美しい写真を提供して下さったのは友人のアーティスト伊澤さんです。
このジャケットは私は勝手に世界一美しいジャケットだと思っています!
是非、聴くだけでなく飾っていただけたら最高です。

そしてライブ。

ファドという音楽はほとんど日本では認知されていないので
「今度ファドのCDだしますよ〜!ファドのライブやりますよ!」と言っても、「ファドって何?」と、その意味さえ理解していただけないのが現実なのです。
ですからファドのライブは、ポルトガル料理のレストランとか、大使館のイベントとか、ポルトガルとファドに関して元々理解している人が集まる場所だけでしか実現しません。
そのポルトガル料理のお店でさえ日本には数軒しか有りませんし、やったとしても月に1〜2回しかライブはやりません。
毎晩入れ替わり立ち替わり複数の歌手が歌っているファドハウスがあちこちに有るリスボンとは大きく異なります。

ファドに触れる機会がこれだけ少ないのですからファドを知る人が増えないのも当然ですよね。
日本のファドを取り巻く環境は本当に狭いのです。
世界文化遺産だというのに、とても残念なことです。

そんな中に私のように突然「ファドを歌います!」と新人が現れても活動の場所なんて有るわけもありません。。

どうやって自分のファドを聞いてもらったらいいんだろう?
悩みました。

そんなとき、古くからの私の友人知人達が手を差し伸べてくれました。

まず、中学生時代から一緒にバンドをやっていた仲間で、Show-yaのギタリストsun-goこと五十嵐美貴が私の為に、いつも自分がお世話になっているライブハウスに私を紹介してくれました。
新代田にあるブギーストックです。
このお店は昭和の懐かしい感じがするいいお店です。
ポルトガルでギタリストのティアゴが演奏していた地元の人しか来ないような郊外のファドハウスの雰囲気に似ています。

このお店でのライブにはプリモレコードの作曲家、内山肇氏がポルトガルギター演奏に挑戦してゲスト出演してくれます。
ポルトガルギターのプレイヤーは日本に10人も居ません。
そこに一人新人を増やす事ができたわけです!!
これはすごい事です!

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また、南青山マンダラ
ここは私が若い頃から大変お世話になった吉祥寺のマンダラ曼荼羅)の系列店です。
マンダラの方々は皆家族のように私に接して下さり、特に今は亡きママさんには私は大変な恩義を感じています。


私がまだ20代前半の頃の話ですが、ママさんは何故か若い私に目をかけてくださっていつも見守ってくれました。
私のライブのパフォーマンスを見て、ほんの少しのしぐさや歌い方の工夫を見抜いて私が何を表現したかったのか理解してくれるのもママさんでした。
アーティスト、ヴォーカリストとしてまだまだ模索中だった私はママさんとマンダラの皆さんのおかげで、失敗したり苦しんだりしながらも歌い続ける場所をいただいていました。
あの当時だって他に立派なミュージシャンは沢山出演していたのに、私のような歌手にも生きる場所を与えてくれた懐の広いマンダラです。
そうやってマンダラは数多くのミュージシャンを育ててくれました。
老舗中の老舗ライブハウスです。f:id:masakofado:20150618094651j:plain


特にそのママさんの生き様からは、私は多くの刺激を受けました。

或る時、「フラメンコの発表会を企画したから見にいらっしゃい」と、出来たばかりの吉祥寺のマンダラ−2に招待して下さいました。
「??フラメンコ?」「ロックのライブハウスで?」

これには本当に感動させられました!
出来たばかりのマンダラ2の真新しい舞台に沢山のフラメンコダンサーが並び、その中心で背筋をのばして踊るママの姿。
40才過ぎてからフラメンコを始めて、若い女の子に混じって発表会の舞台で踊るんですよ!

女性に対して若さばかり求める日本の社会で、歳を重ねた女性がどんなに生きにくいか、、、今同じように歳を重ねた私には解ります。
若い人にこびる事も無く、ママさんはありのままの自分の姿で堂々と舞台に立っていました。
すごい人です!
それに比べたら今の私なんて、少しでも若く見える様にとか、マイナス5才肌とか、そんな事ばかり考えてしまいます。

さらにその発表会にはママさんのアイディアでバイキング形式のお料理も並んでいました。ロック系のライブハウスできちんとしたお食事も提供したのはあれが初めてだと思います。


そんなママさんは、足を痛めてフラメンコが踊れなくなったら今度は日本舞踊を始めて、国立劇場にソロで出演するまでになったんですよ!!!
おばさんの趣味ではないですよね。
本物のプロの根性を感じます。
ママさんの生きた姿勢は、全ての熟年女性のお手本になると思います。
残念ながらママさんは数年前に病気で亡くなってしまいました。
ママさんにもう逢えないというのはほんとうに辛い事です。

きっとそのママさんが私の背中を押してくれていると思います。
ママさんがフラメンコに出会ったように、私もファドに出会いました。
ママさんが堂々と自信を持ってフラメンコや日舞を極めようとしたように、私もファドを極めたいと思います。
そのご縁で9月28日月曜日には南青山マンダラで『CD発表記念ライブ』をさせていただく事になりました。このライブにはポルトガルからティアゴも駆けつけて本場のギターを聞かせてくれます。

これらのライブでは私は目標を定めています。
それは

ファドを知らない人にファドを知ってもらい
ファドを好きになってもらい
友達を誘ってまたライブに来たいと思ってもらい 
その友達にもファドを好きになってもらい
ファド人口が増える

そんなライブをすることです。

私には大それた夢ですが
大丈夫!
ママさんが私に道を示してくれています。

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29)マスタリング

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29)私達のCDもいよいよ最終段階に入ってきました。

今日はマスタリングをして下さる吉岡さんの仕事場にお邪魔しました。

マスタリングとは、簡単に言うと各楽曲のボリュームや、曲と曲の間の時間を調整して、収録曲をバランスよく並べる作業です。

今回、吉岡さんにはジャケットとブックレットの校正もお願いしました。

蓮見氏が日本一美しいと自画自賛(笑)しているブックレットの活字に間違いは無いか、文字の大きさは適当か、写真に写ってはいけない物が写っていないか、全ての事柄に目を通して確認します。

 

最近目が悪くなった私はブックレットの細かい文字が見えません。汗

でも、大事なCDに少しでも間違いが有ったら嫌なので、笑われるのを覚悟で虫メガネを持って行きましたよ!

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この虫メガネで隅から隅までよ〜〜〜く確認❗️

吉岡さんは若いのに完璧な仕事をして下さっていて、何も間違いは有りませんでした。

あとは私が歌詞がちゃんと合っているか確認するだけです。

fadoは全てポルトガル語ですが、ポルトガル語にはいくつか特殊な文字が有ります。

普通のパソコンのキーボードでは入力出来ませんし、そこが一番気を遣う所です。

でも、ここまで来たらゴールはすぐ目の前!

テンション上がります♪( ´▽`)

発売日は7月下旬の予定となりました。

さあ、これでもう私に出来ることは全てやりました!

あとは7月4日のライブに向けて

ドンドン突き進むのみです。

 

本日お借りした吉岡さんのお宅のスリッパ

四角いスリッパ!

足に袋をかぶせた気分🎶

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28)6月10日  Dia de Portugal

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28) 

6月10日はポルトガルの日。
ナショナルデーです。
ポルトガル人にとって大切な祝日です。

ポルトガルはご存知のように、ヨーロッパ大陸の端っこにしがみついているような国です。
隣には強〜〜いスペインが!
うーーんこのシチュエーションって、、、
通勤ラッシュ時の駅のホームの端っこで落ちそうになって必死で踏ん張っているような感じですか。

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隙あらば陣地を広げようとちょっかいを出し続けるスペインからのプレッシャー、、。
常に脅威を感じながら、海を越えて外へと自分のテリトリーを広げていったポルトガル
そのスペインに取られてしまった一部の国土をエンリケ王子という人が取り戻した日がこの6月10日といわれています。

エンリケ航海王子ポルトガルの海外進出を促進し、サグレス航海学校を創設した人物でもあります。
そのため別名「エンリケ航海王子」とも呼ばれています。
このエンリケ王子についてはまた別の機会にふれようと思いますが、大航海時代を象徴する人物です。

ファドの歌詞にもたくさん出てくる言葉。
『海』
『発見』

本当にポルトガル人はこのイメージが好きです!
命を顧みず、大海原に漕ぎ出して未知との遭遇をするというロマンチックなイメージが大好きなんです。
リスボンの観光名所「発見のモニュメント」もまさにそうです。


先頭にエンリケ王子が未知の世界に目をこらすようにして勇ましく立っているこのモニュメントは海から見ると完全に海方向に向かって、今まさに漕ぎ出そうとしている船の形なのです。

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ガイドブックにも書いてありませんし、観光客は陸側から見るだけですのでこの事はあまり知られていません。
是非、川から眺めて下さい。
英語ガイド付きのクルーズは毎日コルメシオ広場付近またはカイス ド ソドレ駅付近等の船乗り場からでています。

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こちらがクルーズのサイトです。
日本語ガイドは有りませんが、英語のガイドは有ります。
旅行会社から申し込むより自分で直接買った方が10ユーロほど安いようです。
Cruzeiros Tejo - Lisbon River Cruises

そんな国民の日6月10日
海軍のパレードが有ったり、有名歌手が愛国の歌を熱唱したり、リスボンの町は大盛り上がりですが、もう一つ意味のある祝日なのです。

それはポルトガル文学史上最も偉大だと言われている詩人ルイス・デ・カモンイスという人物が没した日でもあるのです。

カモンイス、、、、どこかで聞き覚えありませんか?
そうです。
リスボンで私たちが滞在したアパートのすぐ側の広場が「カモンイス広場」です。
広場の真ん中にはカモンイスさんの立派な像が有りました。

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彼は16世紀、まさに大航海時代を生きた人物でもあり、実際にアフリカ、インド、マカオ等の航海などに参加しています。
そんな中で生まれた叙事詩ウズ・ルジアダスOs Lusiadas』が最も有名な作品で、大航海時代ポルトガルの海外進出と栄光を雄大な作風で描いています。

ユーラシア大陸最西端のロカ岬の碑文には「ここに地終わり海始まる(Onde a terra acaba e o mar começa)」というこの作品からとった言葉が刻まれています。

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ほらね!
ポルトガル人は本当にこの大航海と海のイメージが大好きなんです。
私もこのイメージの歌詞のFADOを歌う時は、これらの歴史を心に想いながらポルトガルの人同様にロマンチックな気持ちで歌っています。
私がライブでも必ず歌う歌、「カモメ」の歌詞もこの海と発見のイメージに満ちています。
歌詞の一部をご紹介しますね。

もし一羽のカモメが来て
私にリスボンの空を運んでくれたら、、、
私の見る翼は折れて海に落ちてしまったの
完全な心
私の心臓の鼓動
愛しいあなたの手の中に

もしポルトガルの海の男が
7つの海で最初に見つけたものを
私に話すなら
新しい眼差しが私の眼差しと結びつき
完全な心
私の心臓の鼓動
愛するあなたの手の中に
、、、、

いかがですか?
とてもロマンチックな詩ですよね。
この歌を歌う時は私もすっかり大航海時代ポルトガルの女になっています。

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次のライブでは新しいアレンジでこの曲を演奏してみようと思ってリハーサルも重ねています。
お楽しみに♪
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最後にドルス ポンテスさんが熱唱する「O Amor Portgual 」をご紹介します。
愛国的なポルトガルの人々の気持ちが伝わってくる作品です。

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27)#ファドはギター!ギターが命♪  #ライブのお知らせ『#ファド ナイト」開催します♪

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27)世の中には色々な音楽の種類が有ります。
それを表現する為に様々な楽器があります。

でもファドに必要なのはズバリ、ギター。

ギターだけです。

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ギターが無ければ絶対にファドの音色にはなりません。
どんなに高級なピアノやバイオリン、アコーディオンなどを持って来ても、ギターが居なければファドにはならないのです。
誤解を恐れずに言えば、ファドが聞く人の哀愁を誘っているのは、ギターと歌だけで表現される質素な音楽だからです。
ここに色とりどりの楽器のアンサンブルが加わって豪華な音になった途端、それはファドではなくなります。
ファドの調べがちょっと寂しげで切ないのは、寡黙に続くブンチャブンチャという2拍子のヴィオラギターのリズムと、華々しいソロも無くヴォーカルのメロディーの隙間にそっと合いの手を入れるポルトガルギターの謙虚な存在が有るからこそです。
こんなにシンプルな音楽だからこそ、お客様は薄暗いファドハウスでゆっくりワイン等飲みながら、そのせつない空気に浸る事が出来るのですね。

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さて、今回一緒にポルトガルでレコーディングしたギタリストのうちの一人、蓮見さんは私と違ってファド修行中ではありません。
あのアマリアロドリゲスの専属ギタリストでアマリアの為に作曲もした「カルロス ゴンザルベス」というギタリストと月田秀子さんという歌手の方のツアーで共演したキャリアの持ち主です。

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彼はファド以外にも色々な顔を持っているので、ファドは知らなくても蓮見さんの演奏は見た事が有るという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ファドだけでなく何でも弾けるその実力は若い時にドイツに留学して培った確かなものです。
つい先日はサントリーホールでクラッシック演奏会に登場し、詰めかけたマダム達のハートを鷲掴みにしていましたよ!
youtubeにも沢山彼の動画が有ります。
先日の私達のFADOライブでも「youtubeを見て来ました」というお客様がいらっしゃいました。
youtubeのトータルの視聴回数はもう700万回を越えているそうです。
その一部をご紹介しますね。

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また、多才な蓮見氏は写真や映像にも才能を発揮して大活躍です。

粉雪↑の動画も蓮見さんオリジナルの演出です。

なかなか凝っていますよね〜。
ポルトガルで撮影した私達の動画も、蓮見さんが雰囲気たっぷりの映像作品に仕上げて下さったものです。

https://www.youtube.com/watch?v=BJ3bQDE9oNE

https://www.youtube.com/watch?v=Lz-MEMEmQa0

さらに、今回私達が制作しているCDの中に入れるブックレットも全て蓮見氏が作って下さっています。
私が「眺めているだけでリスボンに居るような気分になれるブックレット」といった漠然としたイメージを伝えたら、早速デザインを考えて下さって、本当に素晴らしいブックレットの見本が出来ました!
もうその美しいブックレット、早く皆さんにお見せしたくてたまりません。
表紙をめくった途端にリスボンの風が吹いて来ます♪
お楽しみに!

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もう一方のギタリスト
ポルトガル人のティアゴさんは日本に来て演奏した事もあり、日本が大好きなんだそうです。
とてもシャイで優しい性格で、初対面の時に恥ずかしそうに挨拶した姿がとっても感じが良くて、すぐに大好きになりました。
ポルトガル人にしてはおとなしい方ですが、若者らしい好奇心も持っていて、ラップミュージシャンとセッションしたりして新しいことにもチャレンジしています。
また、スケートボードに乗りながらギターを弾いてみたりやんちゃな一面もあります。
リスボンで一緒に食事をしようと、アパートのそばのおしゃれなレストランに彼を連れて行こうとしたら、「ここは暗いからやめよう」といって何処に連れて行ってくれるのかと思ったら、川を見おろす丘の上の公園の中のカフェでした。
可愛いですよね〜♪
でも、そんな彼がひとたびギターを弾けばそれはもう痺れるくらいいギターを弾きます。
特に、古典的な曲は彼の本領発揮する所です。
せつなく熱い旋律を奏でてくれます。


本日予約受付開始!
★お知らせです★
7月4日にLIVEを行います。
どうぞ都合をつけてお越し下さい♪
このライブではTiago君の代わりにもう一人日本人ゲストギターを加えて、ギター2本になります。
パワーアップした音をお伝えできると思います。
お店にご予約いただくと前売り値段でご入場いただけます。

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2015年7月4日(土)

ROCK BAR BOOGIE STOCK

『FADO Night』

渡辺エマ(Vo)
蓮見昭夫(Ag)
内山肇(Ag)

時間:OPEN 19:00 / START 19:30

料金:前売2,000円 / 当日2,500円(別途2ドリンク代1,000円必要)

座席:自由席(入場整理番号順)

※当日受付の際に料金とドリンク代を徴収致します。

《お申し込み方法》
6月6日(土)AM10:00~ 
boogiestock@yahoo.co.jp
にて受付致します。

※件名欄に「渡辺エマ0704」と明記の上、
1.お名前、
2.お申し込み人数、
3.同行者名(いる場合のみ)、
4.お電話番号、
5.返信用のメールアドレス
を明記の上、
返信用のメールアドレスと同じアドレスからboogiestock@yahoo.co.jpへ送信お願い致します。

《注意事項》
※受付開始時刻前に送られたメールは後の番号になりますのでご注意下さい。

※前売予約は前日23:59までの受付となります。

※入場整理番号は先着順となり、順次メールにてのご連絡になります。

※前売予約の入場整理番号は公演前日までに全て案内メールを完了致します。

※人数限定LIVEの為、キャンセルはご遠慮下さい。

※yahoo.co.jpが受信できるようにしておいて下さい。

※お申込人数が定員数に達しましたらBOOGIE STOCKのTwitterFacebookにてお知らせ致します。


『BOOGIE STOCK』
〒156-0042
東京都世田谷区羽根木1-4-18
TEL:03-3324-3923
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※京王井の頭線、新代田下車、徒歩1~2分。
環七横断歩道渡り右側へ。
次信号過ぎ東京都民銀行過ぎ、直ぐの左側黄色の看板。

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26)ファティマの奇跡

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26)5月ももう終わりですね。
5月といえば、、、
ポルトガルのファティマの奇跡のお話を御存知でしょうか?

リスボンから北に120キロ程の所にファティマという、人口僅か1万人程の村が有ります。

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1917年5月13日、その村の幼い3人の子供の前に聖母マリアが現れ、それから6ヶ月間毎月13日に子供達の前に聖母マリアは現れ、預言をしたというのです。
聖母マリアは子供達に毎月同じ場所に会いに来る様に言いましたが、大人達はそれを信じないで、子供達が聖母との約束を果たそうとするのを妨害します。
それでも聖母は出現を続け、子供を通して預言をします。
その中でも、第三の預言というのは有名ですから聞いた事がある人も多いのではありませんか?
その時に聖母マリアは3つの重要な預言をしました。
人類の未来に関する重要な預言です。
第一次世界大戦の終わり
第二次世界大戦と広島、長崎の原爆投下(地獄の存在という説も有ります)
そして第三の預言は、1960年になるまで封印するようにと聖母マリアが言ったため公表されませんでした。
ところが1960年を過ぎてもそれはバチカンにしまい込まれたまま公表されません。
その間、数人の法王がその預言を開けてみたのですが、その誰もが預言の恐ろしさに戦慄し、封印を解かれる事がなかったのです。
預言を見た法王の中には、恐ろしさのあまり卒倒してしまった人もいたそうです。

その預言を2000年5月、ヨハネ・パウロⅡ世の判断でバチカンが公開しましたが、その発表された内容は「教皇殺害の予言だった」というのです。
それが気を失って倒れるほど恐ろしい人類の未来だったのでしょうか?
実は真実はまだバチカンの奥深くに封印されているのではないかと思っている人も多いようです。
真相はどうなんでしょうか。とても興味深いですね。


このファティマの聖母マリアの出現はバチカンも公認している「奇跡」です。
その為この小さな町は5月になると世界中から巡礼者が押し寄せ、5月13日にはここが信者で溢れかえります。
私がこの街を訪れたのは2013年の8月でしたが、日曜日だったためか、多くの信者が広大な教会の敷地にひしめきあっていました。

 

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町の外側の道路には各地から信者を運んで来た観光バスがたくさん駐車しています。
教会へ続く参道にはそういった信者目当てのお店がずらりと軒を並べ、お供え用の巨大なろうそくや、お土産、お守り等を売っています。

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そんな売店で売っている物の中でビックリする物を見つけました。
人間の身体のパーツです。
手、足、耳、鼻、頭、お尻、胸、等身体の外側だけでなく内蔵も、肝臓、心臓、小腸、大腸など、あらゆるパーツを売っています。

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一瞬ドキッとしますが、これらは全て病気の人が、自分の悪い部分を治してもらう為のお参りに使う物です。
教会前の広場は信者が何万人も押し寄せるためにたいへん広大な面積がありますが、熱心な信者はその広場の端から教会迄の長い道を、膝まずいたまま膝だけで進んでいきます。
まるでチベット仏教の巡礼、五体投地のようです。

救いを求める信者の気持ちはどんな宗教でも同じなんですね。

私のような観光客は、そんな信者の方々のお邪魔にならないように、隅の方からそっと見学するのがいいと思います。

 

私がファティマに行ったら是非したかった事、それはその広場の真ん中にある泉で水を汲む事でした。

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その為の容れ物も、参道の売店で売っています。
手のひらに乗るような小さなものから、20リットルくらいはいる大きなポリタンク迄様々な大きさのものを売っています。
勿論ペットボトルでも大丈夫です。

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これは150ml位入るプラスチック容器です。

 

ものすごい人出だったので、その泉もさぞ大行列かと思いきや、泉の周りは思ったより空いていました。

勿論そのありがたいお水、飲んでみましたよ!
味は、普通のお水でしたが、冷たくて美味しかったです♪


飲むことはできなくても、身体にかけたりして使えますし、そのお水は日本に住むカトリック信者の友人へのお土産としても持ち帰りました。

www.santuario-fatima.pt



また、ファティマには蝋人形館が有り、そこでは聖母マリアの6回にわたる奇跡の一部始終を蝋人形の展示で物語の様に場面を追って見て歩く事ができます。
わりとしっかり手のこんだ作りで見応えがあります。
入場料はこの時は大人7.5ユーロでした。

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巡礼者が何万人も押し寄せるわりには町の規模は小さいですが、蝋人形館の有るあたりにはレストランやホテルが集まって賑やかです。

そこで食べたアローシュ(炊き込みご飯のようなもの)もとても美味しかったです。

リスボンからは車で1時間半くらいです。
私はレンタカーで行きましたが、駐車場は町の周囲の道路に沿うようにしてあるので行きやすいです。
電車で行くと、ファティマの駅からさらにバスで4〜50分かかるようですのでレンタカーがお勧めです。
小さいですが特別な意味を持った町ですので、機会があったら是非行って見て下さい。
キリスト教徒でなくても勿論大丈夫ですよ!

Museu de Cera - Fátima



今回はファドやリスボンの話題からはちょっと脱線しましたが、5月ならではの話題としてファティマのお話をとりあげさせていただきました。

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25) ポルトガル録音のファド達 順調に育ってます!

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25)ゴールデンウィークが終わったら一気に夏めいてきましたね!
ポルトガルで録音してきた愛しい音源達もいよいよミックスダウン完了が見えてきました。
先日はCDに付けるブックレットの写真を選んで蓮見氏が見本を作ってくれました。
リスボンで撮影したアルファマでの演奏ビデオの編集も蓮見氏によるものですし、彼はギタリストですが、同時にカメラマンでもあり、映像クリエーターでも有るんです。
そのヴィデオはyoutubeで見られますから興味の有る方は見て下さいね。

youtu.be


映画のようなムードの有る映像作品になっています。
きっとブックレットも素敵な仕上がりになると思いますよ!楽しみです。
この他に、歌詞の翻訳や著作権等色々と仕事は山積みです。
昨日は仕事でよくお世話になっている音楽プロデューサーの方に曲順に関して相談にのっていただきました。
曲順って大事です。
お食事のコースみたいに、「次のお皿が待ち遠しいな」とか、「また食べたいな」と思ってもらえるよう並びを考えたいと思います。
また、昨夜ですが私の中学時代からの友達であり同じバンドのメンバーとして300回近くも一緒にライブをした大切な友達、ギタリストの美貴にもライブ会場等に関して相談に乗ってもらいました。

彼女はShow-yaのギタリストとしてもう30年以上のキャリアの持ち主です!
日本のFADO界の現状とかあれこれを、心を許せる友達に親身に話を聞いてもらって、彼女のギターを弾く姿もうん十年ぶりに間近に見られたし、とても楽しい一夜でした。f:id:masakofado:20150517214233j:plain

 

私達はたった3人のミュージシャンの集まりですが、なんだかんだと多くの方々のおかげでここまで辿り着いたんだなと実感させられます。
私も、お世話になった人達のお役に立てるよう頑張らなければ!

さて、ポルトガル滞在時のお話
今回はあまり物は買わなかったのですが、買って良かったものや面白いものを少しご紹介します。

Renovaのポケットティッシュ

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何年か前になりますが、赤や黒、緑の高級トイレットペーパーが流行った事が有りましたね。今でも売っていますが3ロールで2625円です!
その高級トイレットペーパーはポルトガル製なのですね。
リスボンのスーパーでこのティッシュをみつけた時も「あ!レノヴァだ!高いんだろうな」と思って値段を見てびっくり!
10個入りのパックで0.99ユーロ。つまり1ユーロ以下です!
私が買ったパープルのはラベンダーの香り。
このティッシュで鼻をかむと鼻の周りがと〜〜っても良い匂いになります♪
香りも安っぽい香りではなく、本当のアロマオイルの上品な香りがします。
他にも黒、赤(ストロベリーアイスクリーム)、青(ブルーベリーパイ)、黄色(マンゴー)、オレンジ(オレンジ)、黄緑(スペアミント)と魅力的な香りのラインナップがずらり。

これ、日本では一個で千円以上するらしいので、本当にお買い得です。
全種類買ってくれば良かったと、後悔しています。

鰯のチョコレート

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細長い鰯の形のチョコレートが一本中に入っています。
おしゃれなパッケージもお土産にぴったりです。
このお店「chocolateria equador」はとっても沢山の種類のチョコレートが並んでいます。
カカオの産地によって分けられていたり、板チョコもとっても美しい高級紙で包装されていて、見ているだけで楽しめます。
お店の奥にはコーヒーとチョコを楽しめるカウンターも有ります。
サンロケ教会のすぐそばです。

EQUADOR :: chocolate store | chocolataria

鰯の
パテ

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これは毎日のように食べていました。
少しも臭みのない鰯のペーストで、塩分もありますからこれだけでパンがいくらでも食べられます。
材料を見ると、人参、トマトソース、ジャガイモ、タマネギ、大豆の粉なんかも入っているので、或る意味で一つのお料理みたいですね!
このような鰯のパテはリスボンの食品店ならどこにでもありますし、缶詰の場合はそのパッケージも楽しいです。
味は大体どれも美味しいです。
ハズレの無いお土産候補の一つです。

Minipreço ミニプレソ

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ミニプレソはポルトガルの激安スーパーです。
先に触れましたレノヴァのティッシュや鰯のペーストもここで手に入ります。
リスボンにも何カ所か有りますが、アパートのすぐ近くに有ったのでよく行っては食料や飲み物を買っていました。
ハンバーガー等は、2ユーロ弱で完成品の状態でパックになって売っているのが珍しくて一度だけ買ってレンジで温めて食べてみましたがあまり美味しくは有りませんでした。
他の物、例えばチーズとかハムとかドレッシングとかも何でも小さめサイズで手に入るので、単身者向けの品揃えなのかもしれませんね。
また、野菜等は量り売りなので、私はモロッコインゲン5本だけとか、タマネギ一個だけとか使う分だけを買っていました。
ビールもとても安く、サグレスというポルトガルのビールが6本パックで4.99ユーロでしたから1本100円くらいですね。
また、ここで良く買ったのがFlorette gourmet のサラダです。

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日本ではこういう袋入り野菜は買う事はありませんが、旅行先ではとても便利です。
それに、この袋入りシリーズは本当に沢山種類が有って、レタスの他にベビーリーフが多く入っているものや人参やタマネギのスライスだけとか、色々な葉物のミックスのパターンが有るので飽きません。
この袋サラダとトマトとを買って毎日アパートでの朝ご飯に野菜をもりもり食べていました。


ギターラ!

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これはもう今回一番の買い物です。
前回行った時に買わなかった事をとても後悔していたので、真っ先にこのギターを購入しました。
私が買ったのはAlfamaにあるMuseo do Fadoのショップです。
お値段は7万円くらいです。
日本ではほぼ売っていません。
とてもとても美しい音がします。
このギターの伴奏で歌が歌えたのは本当に幸せです。
CDになるのが待ち遠しいです♡

リスボンで買って良かったものをあれこれご紹介しましたが、次は買わなくて後悔したものです。
パプリカのペースト「マッサ デ ピメンタン」です。

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前回のポルトガル旅行で豚とアサリの炒め物を食べた時にあまりにもシンプルなのに美味しいその味付けに感動してお店の人に聞いたらこの「マッサ デ ピメンタン」を教えてくれたのです。
これは、塩とパプリカだけで作られているとてもシンプルな調味料なんですが、その味の深い事!
お肉の下味に使う事が多いようですがビックリするくらい美味しいです!
これを今回買って帰ろうと思っていたのに、買うのを忘れてしまいました。
そうしたら先日友人がこの「マッサ」がテレビで紹介されていたと教えてくれました。
なんだか新しい調味料として流行の兆しがあるらしいとか?
ではネットで買えないかと調べたら、売っているではないですか〜♪
しかも、いつも私がポルトガルワインを買っているお店に。
なんて迂闊な!早速注文しました。
そしてね、いろいろと調理に使ってみましたが、本当に美味しいです!
ちょっと入れるだけで、食べた瞬間にそこはリスボンになります。

まさにポルトガルの味です。
何回か自分で使ってみて、これが玉子にすごく合うことも発見しました。
これは先日作った一皿です。

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材料
赤魚の切り身 茹で玉子 ジャガイモ タマネギ インゲン ナス ニンニク
マッサ大匙1 日本酒50cc(有れば白ワインでも)  水

作り方
ジャガイモ、インゲンは茹でておく
ゆで卵を作って半分に切っておく
ニンニクはみじん切り
タマネギ、ナスは適当な大きさに

1大きめのフライパンにオリーブオイルを少し入れ魚、ニンニク、ナスを軽くソテーする
2そのフライパンに大さじ一杯くらいの「マッサ」と水と日本酒と野菜(タマネギ、ジャガイモ、インゲン)を入れ、蒸し煮する。(「マッサ」はかなりしっかり塩が利いているので入れ過ぎに気をつけましょう)
ゆでたまごは黄身が溶けてしまうので最後の盛りつけで入れます。

どうですか?他に何の調味料も使っていないんですよ!
なのに最高に美味しいから是非作ってみて下さい。
↓このお店で買えます(ポルトガルの緑のワイン、ビーニョベルデも買えますよ♪)


www.portugal.co.jp

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24) リスボンあれこれ#1 飲んだり食べたり編

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24)リスボンの食事が大変美味しい事は何回か書きましたが、これはかなり公平に見てもヨーロッパでもトップクラスの美味しさだと思います。
現にリスボン空港にあるポルトガル航空のラウンジは、食べ物の充実度が評価されて世界のラウンジの番付でトップ5に入っています。
私の今回の旅は観光目的ではありませんでしたので、お食事も自炊だったりしてあまり食べる事には重点をおいていませんでした。
それでも、やはりなんだかんだと美味しい体験を沢山しました。

その中でもダントツNo1のお店から紹介します。

<Casa Da Índia Lda >
今回の旅のお”食事No1”は「焼き鳥」です。
え?焼き鳥?と驚かれると思いますが、、美味しいんです!
私達が滞在していたアパートはBairro Alto地区のcamoes広場近くにありました。
その広場まで出れば、路面電車に乗ったりタクシーを拾ったり地下鉄の駅に降りたり出来るので、毎日のように通っていたのですがその広場からほど近い所にいつも混雑している食堂がありました。
気どった所の少しも無い街の食堂です。
店先では鶏一羽分まるごとを魚の様に開いた物を沢山並べて焼いています。

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魚貝も有りますが、メインは何と言っても鶏です。
美味しそうな煙が外にも流れています。

店先でお惣菜として買っている人も沢山居ます。
ずっと気になっていたそのお店に、ある日の昼に蓮見氏と二人で入って食事したのですが、もう全てが素晴らしかったです!
鶏の開き焼きは究極のシンプル、ニンニクとマッサピメンタという赤ピーマンペーストだけで味付けし、丁寧にグリルしてあります。
適度に脂肪もあってジューシーでとっても美味しい!
私達は他の物も頼みましたので二人で1羽にしましたが、注文の仕方によっては一人で一羽いけちゃうんじゃないでしょうか。

もう一品頼んだアローシュ(海の幸のリゾット)これはリスボンで何度も食べていますが、やはりここがナンバーワンです!
汁気が少なめのリゾットで、イカやエビ、貝などからとっても上品なうまみが出ています。

2人で感動しながら綺麗に平らげましたよ🎶

この店は本当に混んでいます。
我々の直ぐそばのテーブルに居た観光客らしきご夫婦は、いつまでも注文さえ出来ずに待たさるので怒って帰ってしまいました。
まあね、ヨーロッパに行ったら「ピアーノピアーノ」これはイタリア語ですが、「ゆっくりゆっくり」という意味です。
私が過去に何度も通ったイタリア旅行で学んだことです。
日本のようにスピーディーにはいきませんが、そこがヨーロッパのいい所ですよね♪
ヨーロッパに入ればヨーロッパに従え
私達も少し待たされましたが、あんな美味しいお肉を食べられたのですから待ってて良かった!

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また、我々の隣で食事していたカップルは我々より先にきて食事していたのですが、一通り食べ終わってもいつまでも長居しているので一旦追い出され、また列に並びなおして別のテーブルに案内されていました!!!
そんなにこのお店が好きなんでしょうか。
他にも地元の人がわんさか入れ替わり立ち替わり、殆ど皆さん鶏料理を目的に来店しているようでした。

そして、そのお店で飲んだビーニョヴェルデがまた凄かったのです。
これも今回の旅の”ワインNo1”でした。
あまりにも美味しくて同じ物をおかわりして、二人で昼間から2本も飲んでしまいました。
甘さも香りも発泡具合も最高でした!
このワインが日本で手に入らないか調べましたが、売っている所は今は無いようです。
ああ、、またこのお店に行って焼き鳥とワインを堪能出来るのはいつなんでしょうか?
待ち遠しいです。。。。

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いかがですか?
★焼き鳥
★海の幸のアローシュ(リゾット)
★ビーニョヴェルデ
No1が3つも揃ったお店です!
もちろんお値段も、観光客向けの店とは違って、地元値段です。
だからワイン二本飲んでも大丈夫♪
お店の場所はCamoes広場からRua do Loretoという通りを線路に沿って上ってすぐ左側です。
外からも鶏を焼いているのが見えるのですぐ分かるはずです。
Casa Da Índia Lda (encarnação)
Rua do Loreto
1200-241 Lisboa
+351 21 342 3661
12:00~1:00


次にご紹介するのは<A Licorista O Bacalhoeiro>
Rossio広場からテージョ川の方角にのびる細い道に入ってすぐのこのお店は、入り口が2つ有ります。
一見違う店のようですが、中でつながっています。
向かって左が青いチェックのテーブルクロス、右が赤いチェックのテーブルクロスがかかっているのが外から見えます。
青の気分だったので(意味不明?)左のお店に入りました。

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お店の中は天井が高くて、まるでファドハウスのように石造りのアーチの天井が美しい作りです。
店の名前にもなっているバカリャウ(干した鱈の料理)や、魚料理を頼む人が多いですが、バカリャウはもう何回も食べているので、私はツーリストがよく食べているのを見かけるのに、まだ一度も食べた事がなかった「bitoque」ビトックを注文しました。
ビトックとは、ステーキの上に目玉焼きがのっていてそれにジャガイモ等が添えられている物です。
いかにも観光客向けの店の各国語で表示されたカラー写真付きメニュー表に載っているあれです!
無難なメニューという感じですが、ポルトガルでまだ一度も食べたことが無かったので、ずっと試してみたかったのです。f:id:masakofado:20150501150557j:plain

この時は豚肉のビトックと、一人だったのでワインも半分(500ml)のデキャンタで注文してお料理を待ちました。
運ばれて来たビトックはあっさりとした塩味のポークソテーに玉子、山盛りのポテトフライ、サラダ、薄味で調理したお米がついていました。

お肉は脂身の無い赤身のお肉で、塩とニンニクのあっさりとした味でとても食べ易いです。
付け合わせのお米も薄味なんですが、これがと〜ってもいいダシがしみたピラフのような味で癖になる美味しさでした。
このご飯が付いているのでパンも要りません。
ポテトは多過ぎて全部は食べられませんが、サラダも付いているしあっさりした食事がしたい時は豚のビトックはお勧めです。

これはリスボンではどこのレストランでも食べられるメニューです。
A Licorista O Bacalhoeiro
Rua dos Sapateiros 218
1100 Lisboa
351 21 343 1415

<サクランボのお酒<Ginginhado Carmo>>
その店で私が一人でワインをデキャンタで飲んでいたからか、お店の人が食後に「ginja」というサクランボのリキュールを出してくれました。
濃い綺麗な赤い色でサクランボの味はあまり感じられませんでしたが、すっきりしてほんのり甘くて美味しかったです。
このジンジャはオドビス地方の特産だそうです。
そういえば、バイロアルトのアパートからロシオ広場やアルファマ方面へ歩いて行く通り道の階段の途中にジンジャ専門の「ginja  bar」が有りました。
階段の段差で生まれた無駄なスペースを利用したような小さなお店です。

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リキュールだけの(しかも立ち飲み)バーなんて珍しいですよね♪
寒い冬にちょっと寄って一杯飲んで身体を暖めたりするのにいいかもしれません。
このginjaは珍しいのでお土産にも良いと思います。

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Ginginha do Carmo
Calçada do Carmo 37
1200-090 Lisboa
+351 916 652 660

http://ginginhadocarmo.blogspot.jp



<日本食>

リスボンに着いてすぐ3月23日のブログにも書きましたが、ここリスボンには日本食のお店が沢山有ります。

中でもお寿司屋さんはリスボンのあちらこちらに有り、お店選びをちゃんとすればなかなか美味しいお寿司が食べられます。

シアード地区に在るショッピングビルArmazens do chiado

http://www.armazensdochiado.com

の最上階のフードコートにも綺麗なお寿司コーナー(お店の名前もSUSHI Corner!)が有ります。
店内の壁には「I'm a sushi lover!」なんて書いてあります。

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また、4月21日のブログで紹介したourique市場

http://www.mercadodecampodeourique.pt

のお寿司コーナーも小綺麗できちんとしています。

また、市電やタクシーの窓から街並みを眺めると、ちらほらお寿司屋さんが有るのを見る事が出来ます。

流石、魚を沢山食べるポルトガルです。
お寿司に関してはヨーロッパの中でも先進国だと言えます。

さて、昨日5月1日からミラノ万博が始まりました。
今年の万博のテーマは「食」です。
日本館では世界遺産にもなった「和食」を紹介することによって、日本の「もったいない」精神や、自然と共生する文化を世界に知ってもらう展示やイベントが行われています。
私も日本館で使われる音楽の一部で歌を歌わせて頂いています。
もしも会期中にミラノにいらっしゃったら是非万博会場に足を運んでみてくださいね!

www.expo2015.jp

 

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23) 4月25日 革命とFADO

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23)ポルトガルでのレコーディングを終えてから、約3週間。
今は、持ち帰ったレコーディング音源をミックスする作業をしています。
ミックスとは、レコーディングスタジオで録音したそれぞれの楽器(もちろん歌も)の音の響きやヴォリューム、位置等をバランス良く組み合わせて一つの合奏作品として完成させる作業の事です。

海外でのレコーディングという事も有り、持ち帰ったデーターに予想外に手直しが必要な部分等も有りましたが、ミックスは順調に進んでいます。
蓮見氏のギターとTiago君のギターのコンビネーションも素晴らしいです。

しかし、私達が思いもしなかった事だったのですが
録音して来た音には
なんというか、、、

我々があの時
あのリスボンの町で
生きて
そして全力でぶつかっていた

「三人の戦いの瞬間」

が封じ込められているのが感じられるのです。
いや、感じられるというよりも「ほとばしっている」という方が正しいかもしれません。

そうですよね。
蓮見氏とTiago君は会ったばかりの外国人同士
そして私はといえば
長い長い歌手休業から復帰したばかり。

みんなにとって、決して簡単な事ではなかったはずです。
リラックスした状態で録った音とは違う緊張感がひしひしと伝わってきます。
今思い返しても、あのスタジオでの空気は、今まで味わった事のない空気でした。
お互いの琴線を最高に響かせ合おうという難しい作業にあたりそれぞれが全力で格闘したという気迫が、美しい音の後ろに感じられます。

例えて言うなら、パコデルシアとリッチーブラックモアと病院を脱走したジャニスジョップリンが初対面でセッションしているような、、、。蓮見氏はもちろんリッ、、、♪♪
あ、ここは笑って下さいね。

この緊張感に満ちた音が録れただけでも、遠いリスボンまで行った甲斐が有りました。
音楽を再開して本当に良かったと思います。

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<4月25日 >

さて、今日4月25日はポルトガル革命記念日です。
1974年4月25日、半世紀近く、ヨーロッパで最も長く続いたサラザール独裁政権から市民が開放されたのです。

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革命の前夜、10時55分、一曲の音楽がリスボンのラジオ局から流されました。
「エ・デポイス・ド・アデウス」です。
これは、軍の青年将校達に革命を始める合図として使われました。
さらに、日付が変わって25日午前0時25分、反体制派歌手ジョゼ・アフォンソによる革命に向けた歌「グランドラ・ビラ・モレナ」が流され、それを合図に国軍運動の将校たちが、空港、警察、国会等を占拠したのです。
また、このとき青年将校達は銃撃命令を拒み発砲する事は有りませんでした。
戦闘が起きる事なく無血で革命が成されたので、軍人は自分達の銃口の先に赤いカーネーションを挿して、無血で自由を勝ち取った事を宣言しました。
このために、この革命は「カーネーション革命」と呼ばれています。

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独裁政権とFADOにも深い関わりがあります。
独裁時代、サラザール政権は国費の半分を植民地戦争等につぎ込んでいました。
それによって起こる国民の不満をかわす為に政権はFADOを利用したのです。
政権がFADOを保護し、人々の娯楽として利用したという事でしょうか。
ですから、革命の後しばらくはFADOは人々からネガティブな扱いを受けていたようです。

死亡した時に国中が喪に服したほどポルトガル人に愛されているアマリアロドリゲスも、革命直後は独裁政権側の人間として人々に批判されました。
そういう辛い時代はわりと長く続いたようです。
そういう事もあって、アマリアは海外に多く出て行ってコンサートを繰り返していたのかもしれませんね。

人々に愛され、憎まれ、また愛され、、、
FADOという音楽の歴史は短いですが複雑な側面を持っている音楽だという事が分かると思います。

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次回はポルトガルでのとりとめのないあれこれ(食べ物とか、ホテルとかetc)を書こうと思います。
お楽しみに!

私達がリスボンで録った動画をyoutubeにupしました↓↓↓
今回Upした3曲はあまりFADOっぽくない曲ばかりですが、いずれもアマリアロドリゲスのレパートリーで有名な美しい曲です。
この他に、いわゆるFADOっぽい曲もレコーディングしてきましたので、いずれご紹介しますね!

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