『FADOの有る生活 A vida com Fado』  ポルトガル音楽ファドを愛する私のブログ Eu sou uma cantora japonesa cantar fado.      Fado修行の日々や地中海地方の文化についても綴っていきます

ポルトガルの #FADO(ファド)を歌う渡辺エマのブログです。FADOやポルトガルについて紹介します。ポルトガルには他にもワインや料理、世界遺産等魅力が一杯!サッカーのロナウドの故郷でも有ります。

52)大好きなポルトガルの陶器 Em Monsaraz

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52)Eu comprei  cerâmicas em Monsaraz.
Eu amo  cerâmicas Português.
南ヨーロッパに行くといつも楽しみなのが可愛らしい陶器との出会いです。
高級なブランドのツンとした磁器よりも、土の暖かみのある田舎っぽい陶器が私の好みです。
今迄にもスペインやフランスを旅した時にはよく買い求めたものです。(イタリアでは何故かあまり魅力的な陶器に出会った事が無く、ほとんど持っていません。ベネチアングラスに目が行ってしまうからでしょうか?)

さて、ポルトガルですがポルトガルは実はヨーロッパの中でも美的センスが優れた国です。
全てにおいて大変美意識が高く、色々な商品のパッケージや、トレンドを意識したホテルのインテリア、斬新な新しい感覚のレストランの盛りつけ、若い世代のお店のショーウインドウ、どれもとてもデザインセンスに溢れています。
また、ファブリックデザインの世界でもとてもポルトガルの存在は大きく、日本でもインポートのベッドカバーやクッションカバー、タオルリネン等の輸入先として必ずポルトガル入っていると言っても過言ではないでしょう。
そうそう、最近自宅の近くのダイエーのタオル売り場にポルトガルコーナーが有るのを見つけてびっくりしました!
国産の今治タオル等と変わらないお値段でしたが、デザインにはやはり南ヨーロッパの明るさと華やかさ、そして素朴さが有ってとても魅力的です。
ポルトガルのタオルは厚みもあって使い易そうでした。

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そのポルトガルの陶器ですが、ぽってりとふくらみがあって素朴な佇まい、そして軽やかな雰囲気の絵柄が特徴でとても南ヨーロッパ的な陶器です。

ヨーロッパでも高級な磁器のマイセンやジノリ、ロイヤルコペンハーゲン等にはやはりハイクラスな生活シーンが相応しいですが、南ヨーロッパの素朴な陶器からは地中海に面した小さな漁村の暮らしだったり、葡萄やオリーブの実がたわわに実る山間の村の風景等がイメージされます。リゾートの雰囲気もあって、リラックスして使える点も私は大好きです。

ポルトガルにも沢山陶器のメーカーや産地があるようですが、今回は私がポルトガル東部、スペインとの国境の町「モンサラーシュ」で買ったお気に入りの陶器達をご紹介します。

モンサラーシュMonsaraz は周囲に殆ど何も無い小さな山の上にポツンとある村です。

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小さなお城の城壁に囲まれた人口は1200人程度の小さな村です。
(この村の事はまた詳しく書こうと思います。)

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その村にはお店だって数える程しか有りませんので、山の端っこの方に有るこの陶器屋さんは多分モンサラーシュで唯一の陶器屋さんですから、町に来た観光客はみな行くだろうと思います。

お店には女性が一人いて、とても感じよく商品の説明等してくれます。
彼女は日本とポルトガルの歴史的な繋がりにも詳しく、そのため日本人の私と両国の歴史的な繋がりについて話しが弾みました。
多分このお店のオーナーかな?
私が選んだ陶器にもどうやって柄をつけているのか等を詳しく説明してくれました。
そもそもヨーロッパの陶器はイスラムの影響も多く受けており、陶芸の歴史も詳しく調べてみると面白そうです。
私が購入した彼女の作品の一部もイスラム的なデザインを取り入れていました。
この小皿達もちょっとイスラム風のデザインで、不思議な感じ。
こちらは、細い棒のような物で細かく模様を削って作られた手の込んだものです。

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イスラムの影響といっても、これはポルトガルアズレージョタイル等にも言える事なのですが、焼き物へのイスラムの影響はスペイン程強力ではなく、図柄には人や動物乗り物等も多く使われています。例えば大航海時代の帆船や、田舎の農家の庭の家畜なども描かれていたりします。
一方のスペインはイスラムの影響がわりと強く残っていて、建築物等に用いられているタイルには幾何学模様で有る事が多いです。
この点に関しては、「レコンキスタ」と呼ばれるイスラム支配からの解放が、スペインではポルトガルよりも遅れた事も関係しているかもしれません。


さて、この美しい小皿達の色合いも見て下さい。
いかにも南欧という雰囲気でしょう?

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黄色と青のこちらのデザインの物も私の好みにどんぴしゃり!こちらは友人のお土産にもしたのですが、とても喜ばれました。
小さいものはアクセサリーなどをちょっと置く場所にしてもいいですね。
中くらいの丸いボウルは直径10センチくらいですが、私はガーリックを入れてキッチンに置き、いつでもガーリックをすぐに使えるようにしています。


お値段も程よく、小さい物では1000円以下で買えます。
大きさもこの程度の小皿達はスーツケースでも場所を取りませんからお土産にぴったりですよ!
お店の名前はたぶん「Mufla」。一周20分くらいの小さな町ですから必ず見つかるはずです。是非行って見て下さいね!


去年9月の南青山マンダラでのライブの様子をyoutubeにupしました
マンダラでのライブは多勢のお客様にお越しいただき大変楽しいライブでした
この曲は「過去をもつ愛情」というフランスの映画にも取り上げられた曲です。
劇中ではアマリアロドリゲスが演じる歌手がリスボンのカーサデファドで歌う場面がとても印象的です。私のレパートリーの中でももっともよく歌う曲です。
宜しかったら見てみて下さいね!

youtu.be

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51)2016年も走ります Vou correr na ano 2016 

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51)あけましておめでとうございます!
2016年になりました。
皆様はどんなお正月を過ごされましたか?
世界が平和で、みんなが同じく希望を持って新年を祝える世界であって欲しいですね!

リスボンのお正月(ヨーロッパでは多くの国で12月25日から1月6日までが年末年始という感覚です)はお天気もよく静かだったようです。
ヨーロッパ周遊中の私の両親が、ちょうどクリスマス前後にリスボンを訪れ、25日にはティアゴさんの出演するファドの店にも行ってきたのですが、クリスマスといってもリスボンは随分静かだったようです。
イルミネーションもフランスやイタリアに比べるととっても控え目。
そんな所もポルトガルらしいですね。
優しいポルトガル料理の味付けと同じ、優しい印象のクリスマスだったようです。

ティアゴさんには私の両親が来店する事は知らせてあったので、彼も気にして両親を待っていてくれたそうです。

仕事中のティアゴさん

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そもそも、25日はリスボンの殆ど全てがお休みと言っていいくらいで、ファドの店といえども営業している店は少ないのです。
私がお世話になったアルファマの「マルケス ダ セ」も24、25はお休み。
町中の多くのレストランもお休み。
リスボンの人はクリスマスは皆家でクリスマスを過ごすのです。

静かなクリスマスのリスボン

f:id:masakofado:20160109193503j:plainイルミネーションも控え目ですね

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ですからクリスマスに営業していたお店があって、しかもそこでティアゴさんがギターを弾いているというのは、幸運に幸運が重なったようなもの。
お店はお客さんで一杯だったそうです。
予約が出来たのもまた幸運でした。


昨年は私にとっては大きな節目の一年でした。
2月の初ファドライブ
3月の初ポルトガルファドレコーディング
7月の記念すべきファドナイト第1回目
8月の初ファドCD発売
9月のティアゴさんとの広島、京都、渋谷ファドツアー
  南青山MANDALAファドナイトスペシャ
11月の初レストランファドナイト

「初」のオンパレード!
自分のことをこんなに一所懸命やったのは何年ぶりでしょうか。

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思えば一年前の今頃、ギタリストの蓮見氏と2人で自由が丘のカラオケ店で練習している時でした。(この頃はまだ2人でファドを演っていたんです!)
私が「ポルトガルに行ってファドの勉強をしつつレコーディングもして来ようと思う」と言うと、蓮見氏は本当にびっくりたみたいで、少し呆れた様子でした。
でも、蓮見氏は呆れながらも「格好いいね」と私の考えを面白がってもくれて、結局3月のレコーディングへと繋がりました。
そして物事はどんどん動きだし、いつも余裕も何も無い私は全身で体当たりしながらですが2015年を駆け抜けてきました。

突然このようなアクションを起こした私に、私の周囲の人は戸惑ったと思います。

でも、私はなんと幸福でしょうか。
友人知人の殆どが共感して下さり、本当に多勢の人々が、この一年間の私を支えて下さいました。
(私を完全に無視するようになった人も居ますが、もう大人なのでそれでくよくよしたりもしません!笑)


特に、私を支えてくれた3人のギタリストの紳士達。
彼らには、言葉で表せない程感謝で一杯です。
彼らが居たから、私がファドを歌えたのです。

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蓮見氏のファドの経験と素晴らしい演奏
ティアゴさんの運んでくれる本場の音
内山氏の音楽家としてのキャリア
彼らの全てが有ったからこそ、質の高いサウンドを目指す事が可能になりました。
また、精神的にも彼らに支えてもらったと思います。
3人とも優しくて面白いから、リハーサルもいつも笑いが絶えません。
ダジャレが渦を巻くスタジオの中でのリハーサルはいつも時の立つのもあっという間。頑張って練習した後のビールがこれまた美味しいのです!
音楽は人間関係が上手くいっていないと良い音は生まれません。
そう言った意味でも、この一年で我々は良いチームになったと思います。

昨日は新年第1回目のリハーサルとそして新年会。
2月のライブにむけてきっちりアンサンブルを固めていこうと音合わせを繰り返しました。f:id:masakofado:20160109194910j:plain

そして練習の後の新年会では皆で牡蠣鍋など囲んで新年を祝いました。
正直に言うと私達は全員お酒が大好きなので、まあよく飲みます。
先月末に忘年会をしたばかりなんですが、、、笑
ポルトガルのレストランで飲むワインも大好きですが、日本の居酒屋さんで皆で飲むビールも美味しいですよね〜♡

お陰様でもう既に2月のライブにもご予約が入っています。
私も張り切って新曲に挑みます。
と〜〜〜っても美しい曲に出会ってしまったんです。
是非聴きにいらして下さいね。


そして今年は、皆様にもっともっとファドを好きになっていただけるように頑張ります。
どうぞ宜しくお願い致します。

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2016年2月20日土曜日 18時〜
(お食事開始時間です。お食事の後ファドをお聴きいただきます)
会場 レストラン「ペスカ ビアンカ
〒153-0041
東京都目黒区駒場2-14-1プレックスコア1F
京王井の頭線駒場東大前」駅西口下車徒歩3分

料金¥5500(コースディナー、ライブチャージ込み)ドリンク、消費税別 限定36名様
☆お食事の準備の都合上ご予約が必須です。
『お店に直接お電話でご予約下さい。』
ご予約 03-5453-3161 (店舗直通)


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50)Feliz Natal e Próspero ano Novo!

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50)Feliz Natal e Próspero ano Novo!

こんにちは。
あっという間に年末ですね!
バタバタとしているうちにもう今年も終わり、、、、早いものです。

さて、今日はポルトガルのクリスマスにがんもどきを食べるという話題を!笑

ポルトガルのクリスマスケーキは「がんもどき」⁉
あながち嘘でもありません。
 
クリスマスのお菓子というと
ヨーロッパ地方では国によって名前が違っても、ドライフルーツ入りのケーキを食べる国が多いですよね🎶
ドイツのシュトレイン
イタリアのパネットーネ
オーストリアのクグロフ
などです。

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毎年買う、紀ノ国屋のシュトレン。美味しいです!
 

ポルトガルでも、同じような味のボーロレイというドライフルーツ入りのケーキが人気です。
 
しかし、甘い物好きのポルトガルには他にもクリスマススイーツが有るんです。
それが、「がんもどき」ならぬFilhos(フィーリョス)です。
 
フィーリョスっていう響きでピンときませんか?
そう、日本のがんもどきを京都では「飛竜頭」ひりょうずと読みますよね!
飛竜頭の語源はポルトガル語と言われています。
 
ポルトガルのクリスマスのフィーリョスは揚げたパン生地にお砂糖とシナモンをかけて食べるシンプルな味のお菓子です。
 
また、「Rabanadas Pateas Douradas」黄金のフレンチトーストという名前のお菓子もクリスマスの味なんだそうです。
先日ポルトガル語の勉強の時に先生が作ってご馳走してくださいましたが、味の基本はがんもどき、いえ、フィーリョスと同じ。お砂糖とシナモンです。
この時はパンを牛乳と卵、レモン汁の液体に浸してからフライパンで焼いてからお砂糖とシナモンをかけて出して下さいました。
そう、まるでフレンチトーストみたいな作り方ですよね。
この時はポートワインも少しふりかけていただきました。

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♡先生の手作り↑
 
他にもフィーリョスと同じように生地をドーナツのように油で揚げてからお砂糖とシナモンで食べる「ソーニョシ」(夢)というお菓子もクリスマスの味です。
あ、殆ど飛竜頭と変わりませんね!
確かにポルトガル人は甘いもの好きですし、街中にスイーツ専門店も沢山有りますが、その殆どが同じようなシンプルなお菓子です。
日本の洋菓子みたいな濃厚でクリームやチョコレートがコッテリしたケーキは殆ど見られません。
 
また、リスボンの町では、冬の間は焼き栗屋さんがあちらこちらに屋台を出す光景も見られます。
こんな点もまたイタリアやフランスと同じ。
季節の食べ物からもヨーロッパの国々は地続きだと実感させられます。
ヨーロッパの端っこでもポルトガルは立派なヨーロッパの一部なんです!
頑張れポルトガル!笑

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次回ライブは、来年2月20日 駒場東大前のレストラン「ペスカビアンカ」でのディナー付きライブです。前回は予約ですぐに満席になってしまいましたので、お早めにご予約下さいね♪

すこし間が空きますが、今私達はまたレコーディングをしています。
来年また新しいファドを皆様にお届けします!そのときはまたどうぞ宜しくお願いいたします。


今夜はクリスマスイブ
ケーキを買いそびれたら、がんもどきか、夢、または黄金のフレンチトーストを作ってリスボンのクリスマス気分になってみるのも良いかもしれませんね♪
皆様に良いクリスマスでありますように!

ところで、
クリスマスのFado、探してみましたが見当たりませんでした。
確かに、もし有ってもあんまり格好良くないかもしれません。笑

☆☆2016年2月20日土曜日 
レストランでのシックなファドナイト🍷
 駒場東大前の隠れ家的レストラン「ペスカビアンカ
 大人のムードのレストランで、リスボンの歴史有るファドレストランのようにディナーとワインを楽しみながらしっとりと。。。
 ※フォーマルと言っても,服装はカ ジュアルでオッケーですよ♪
会場 レストラン「ペスカビアンカ
京王井の頭線駒場東大前」駅西口下車3分
 料金¥5500(コースディナー、ライブチャージ込み)※消費税ドリンク別
ディナースタート pm18:00〜(お食事の後、ファドが始まります)
〒153-0041目黒区駒場2−14−1 
ご予約☎03-5453-3161 『限定36名様』
http://pescabianca.com/

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49)実現した私達の「カーサ デ ファド」! Nós criamos uma casa de Fado em Tóquio!

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49)駒場東大前のレストラン「ペスカ ビアンカ」でのファドライブ、お陰様で多勢のお客様にお越しいただき、大盛況で終える事が出来ました。
A noite de 28 de novembro sábado, criamos uma casa de fados em Tóquio.
Muitos clientes têm desfrutado o nosso desempenho.
Eu gostaria de agradecer a um monte de emoção!

ゆったりとした雰囲気の素晴らしい店内で、お客様にたっぷりとポルトガルの空気をお届け出来たと思います。
お店の外には石畳のアルファマの街が広がっているんじゃないかと錯覚する程、ファドの空間としては最高の演出が出来ました。


たった一人で厨房で奮闘して下さったシェフのお料理も大変好評でしたし、お客様のお世話をして下さった2人のスタッフも頑張ってくださいました。
スタッフのうちのお一人が終演後「私はまだ一度も海外旅行をした事が無いけれど、是非ポルトガルに行ってみたくなった」と、わざわざ私達に言いに来て下さったのには感動しました。
ちゃんと伝わっているんですね!
彼女の言葉は本当に嬉しかったです。

お店の名物サラダ 

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蓮見氏が楽しみにしていたステーキ!f:id:masakofado:20151130133339j:plain


 
そして、お食事の合間のファドの時間には、お客様皆様が一斉にこちらに椅子の向きを変えて座りなおして下さり、本当に熱心に私達のファドに耳を傾けて下さいました。

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曲が終わる度に下さる熱い拍手から、
眼をつぶってじっと聴いて下さるそのお姿から、
身を乗り出すようにして聴いて下さるお姿から、
涙を流して聴き入って下さったそのお姿から、
 
私達が皆様から力をいただいたんだと思います。
お客様のお顔を見ながら歌っていて、本当に感動しました!

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ある男性のお客様が私にこんな風におっしゃいました。
「あのね、ファドのコンサートなんて来た事無かったからずっと心配だったんだけど、こんな服装で大丈夫?」
ああ!服装の心配迄して何日も前から私達のファドライブを楽しみにして下さったんですね!
こんな素敵な紳士がお客様になって下さったなんて、本当に嬉しいなあ〜♪
勿論「お好きなお洋服でおいで下さい」とお答えしました!
 
それぞれ皆様が色々な場所から時間を割いてご来店下さったことにも心から感謝します。
 
段取り等でまだまだ改善すべき部分も有りましたので、次回さらに良い企画にする為にこれからまた色々と考えなくてはいけませんが、それが私達の冬休みの楽しみとなりました。
次回は2月20日にまたこのレストランでライブを企画しています。
是非、私達のファドを聴きにいらして下さい。
 
♡最後迄読んでくださってありがとうございます!

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48)新橋 FADOの夜

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48)11月13日はお父さんの聖地新橋でファドのライブでした。

冬が近づいていることを感じさせるひんやりとした薄曇りの日で、「ああ、、これではお客様もコンサートなんかに出かける気分じゃないかもしれないな」と思うようなお天気でした。
でも、私達のやる気はもちろん200%!
何日も前から気合いを入れて準備した新曲とパンフレットと衣装。
これらを引っさげて、お父さんの聖地に乗り込みました。

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リハーサルは概ね順調に終了。

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本番迄の間の腹ごしらえに近所の中華屋さんに行きました。
ところが、そのお店で軽く食事をしている間に私達メンバーの携帯にちらほらとキャンセルのメールが入ります。
やはり体調を崩された方が多いようです。
「ああ、もう今日はお客様は殆どいらっしゃらないライブになるのかな、、、。」そんな予感がよぎります。
私とギターの蓮見さんが初めて一緒にライブをした時はお客様が5人ぐらいしかいらっしゃらなくてガラガラだったのを思い出しました。
そういえばあれも、、、寒い寒い北風の吹く2月のことでした。
確かにこの日もとても寒かったですし、巷では風邪も大流行りしているようです。

ドキドキしてお店に戻ってみると、、、、いらっしゃいましたよ!お客様が!
まず真っ先にいらしてくださったのがリピーターのお客様。
もうこちらが恐縮するくらいいつも足を運んで下さる有り難いお客様です。
そして、初めて来て下さったお客様も沢山!
立ち見が出る程の大盛況でした。良かった〜〜〜!
みなさま、本当に有り難うございます!

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新曲も2曲取り入れました。

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インストの曲も格好良かった!

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踊った,,,覚えはありません。笑

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お客様からいただいたお花です。とっても良い匂い♡ありがとうございます!

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今月は、次はリスボンのファドハウスの形式でのライブです。
リスボンに旅行でいらした方はご承知と思いますが、リスボンのファドの店は皆、お食事とファドの組み合せになっています。
お食事をひととおり召し上がった頃にミュージシャンが出てきてファドが始まり、お客様は食後酒等を召し上がりながらどっぷりとファドのせつないメロディに浸るというのが現地でのファドの味わい方です。

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日本では、お食事をしながら音楽というと、どうしてもホテルの何万円もするディナーショーのようなものしか無くて、集客しづらい環境ですが、なるべく気軽な値段で、でも大人ならではの、お洒落でよそ行きで非日常な雰囲気も感じていただけるコンサートを目指して工夫しました。

今回は京王井の頭線駒場東大前駅から徒歩3分という便利なアクセスにもかかわらず、隠れ家的なムード溢れるお店「ペスカ ビアンカ」さんが会場です。
私達が厳選した、ファドにふさわしいシックな空間でのライブ。
ふふふ、、、映画みたいな夜になること間違い無し!
是非、ご予約(お店迄)お待ちしています。

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47)Uma Noite Maravilhosa 先輩のファドを耳元で!

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47)ご無沙汰しているうちに11月になってしまいました。
秋の気持ちのよい日が続いていますね!
空気が乾燥しているのでよく冷やしたヴィーニョヴェルデが美味しい!
最近は毎日お風呂上がりなどにいただいています。
今気に入って飲んでいるのは「Vasco da Gama ヴァスコダガマ」!すごい名前のワインです。
日本でいったら「ジョン万次郎ワイン」みたいな感じでしょうか?笑
味や香りがしっかりしていますがスッキリした美味しいワインです〜♪

ポルトガルワインの店 播磨屋 > ヴィーニョヴェルデ 緑のワイン > ヴァスコ・ダ・ガマ ヴィーニョヴェルデ 白 DOC 2012 Vasco da Gama VV Branco DOC



さて、
10月5日にギタリストのTiagoさんを羽田の出発ロビーに見送ってから、私は一気に気が抜けてしまいました。

↓見えないかもしれませんが、ゲートの奥の黄色いセーターがティアゴさんです。

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ティアゴさんが帰る前の夜にはお別れ会をひらき、とても楽しいひとときを過ごせたのですが、それだけにその翌朝早くの別れは淋しいものでした。

↓お別れパーティーの様子です

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ティアゴさんが出発ゲートに消えていき、それを見送ってから空港を後にして一人家路についた時の気持ちは、まさに「サウダーデ」!→「遠く離れてしまう運命、、最初からそれは判っていたけれど、でも淋しくてたまらない。。。。」
まさにそんな気持ちでした。
もちろん恋心とは違いますが、ティアゴさんとの日々はとても楽しかったです。

そんな私は予想以上に気が抜けて脱力してしまい,風邪等もひき,最悪な事に咳が長引く最新流行の風邪だったので、歌の練習も思うようには出来ませんでした。

ダメですね。一気に力を抜いては。
急激な変化に身体が困惑します。

でも今はおかげさまでなんとか風邪も退治し、次のライブにむけて新曲の練習も楽しくやらせていただいてます。
今練習しているのは、とっても楽しく明るい曲「ファディーニョセラーノ」と、どよ〜〜んと暗く重たい曲「私の中のファド」の2曲です。笑
明るい曲は「山のファド」といって、海の歌が多いファドにしてはめずらしい曲で、すこしスイスアルプスの音楽のようなメロディと言葉遊びのような歌詞が楽しいアップテンポの曲です。
ポルトガルの若い歌手もよくこの曲をコンサートで取り上げて、観客と大盛り上がりします。
この曲の練習で私も抜け殻状態を脱出して元気になったと思います。

もう一曲の方はいつものように「悲しさ」「苦しさ」「孤独」「運命」などを歌った綺麗なメロディのファドらしい重みの有る曲です。
今回はこの曲では日本語の歌詞にも挑戦してみようかなと思っています。
いつもライブでファドの世界にじっくり向き合って聴いて下さるお客様が沢山いらっしゃるので、よりファドの世界に入っていただく為に今回は実験的に歌詞を日本語にしてやってみます。

(今月は13日金曜日の新橋のライブハウス「ZZ」と、28日土曜日の駒場東大前のレストラン「ペスカビアンカ」の2つのライブがありますので、そこで新曲をご披露できたらいいなと思っています。)


ところで、昨夜はとてもエキサイティングなことがありました。

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とある場所でのコンサ―トに招待していただき、「ジュリオ レゼンデ」さんという若手ピアニストの、とても前衛的な解釈のファドを聴いてきたのですが、本当に素晴らしい夜でした。


ジュリオさんはとってもハンサムな好青年でしたし、
ジュリオさんのピアノで一曲素晴らしい歌声をきかせてくださった若手筆頭ファド歌手!の津森久美子さんともお話しできましたし(家が近所な事も判明しました!)、
いただいたポルトガル料理はどれも最高に美味しかったですし、
主催された方々もとても感じのよい方々ばかりでしたし、
そして大先輩の月田秀子さんともお話出来ました。
月田さんは日本ではファドの先駆者的な方で、生前のアマリアロドリゲスさんとも面識のあるというすごい歴史をお持ちの方。

こちらからおそるおそるご挨拶にうかがいましたが、とっても気さくにお話してくださる明るい素敵な方でした。
今思うと、あれも聞けば良かったこれも話せば良かったなんて思いますが、そのときはテンパって、正直何を話したか、、、今住んでいる所の話とか、お天気の話とか、、、、、。。

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でもね、最後に素晴らしいことが有ったんです。
私達3人のファディスタで写真を撮りましょうということになり、僭越ながら私も先輩方の横に並ばせていただいて写真撮影したのですが、その時隣に立っていらっしゃった月田さんが「暗いはしけ」を歌い始められたのです。
生歌です!
耳元です!
もうゾクゾクしました。
ハスキーで低めのとっても素敵なお声で歌われた「暗いはしけ」
本当に格好良かったです。
スペシャルな一瞬!本当に感激です♡
↓この時!

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大先輩方から活力をいただきました!

私も今月のライブ、頑張ります♪

今月は、初の試みとして本場リスボンでファドを聴くように私達のファドをきいていただけるように、レストランでのファドナイトを企画しました。
渋谷から井の頭線で2分。駒場東大前のすてきな隠れ家レストラン「ペスカ ビアンカ」でお食事とファドのコラボレーションです。
土曜日の夜ですから、どうぞゆったりとファドに浸りにいらして下さい。
ご予約をお待ちしています!!

11月28日土曜日 18時〜
会場 レストラン「ペスカビアンカ
京王井の頭線駒場東大前」駅西口下車3分
 料金¥5500(コースディナー、ライブチャージ、税込み)※ドリンク別
ディナースタート pm18:00〜(お食事の後、ファドが始まります)
〒153-0041目黒区駒場2−14−1 
ご予約☎03-5453-3161 『限定36名様』
http://pescabianca.com/

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46) FADO NIGHT SPECIAL !

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photo Mariko Sayama

46)竹原、京都でのライブから東京に戻って来ていよいよ次は南青山MANDALAでのライブです。
思えば、リスボンから帰って来てCD制作に没頭していた今年の5月に、知人のD氏から「FADOのライブをセルリアンタワーでやりませんか」というお誘いをいただき、ならばCD発売と合わせてティアゴを呼んで複数回のライブを組んでしまおうと思った所からこの企画が始まりました。
すぐに古くからの知人でマンダラのF氏に連絡しライブの企画を持ちかけて快諾していただき、「では9月にブッキングしましょう」という話になり、
竹原と京都ではそれぞれ知人M氏とK氏に紹介してもらった先方のご好意からどちらも素晴らしい環境でのコンサートが実現しました。
その経緯の一部は以前ブログにも書きましたから、よろしかったらこちらをご覧下さい。

 

この、今年の5月からの5ヶ月間を、私は通常の2倍3倍の速度で駆け抜けてきたと思います。
”多忙”(多くの心を亡くす)とはまさにこういう事か、、、と実感するほど家族には迷惑のかけ通しでした。
今回のツアーの竹原、京都、マンダラセルリアンタワー、この4カ所でお配りするパンフレット。
そのパンフレットの為に私は3000枚もの紙を折り,ホチキスで留めるという作業もしました。

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そのパンフレットの原稿作りも、楽しいけれどなかなかハードな作業で、ツアー前の私は毎日パソコンを膝に抱えたままソファーで寝落ちとういう日々を過ごしました。
その他各方面との連絡、ご挨拶、各種交通機関ホテル等手配、ポルトガルのティアゴとのやりとり、リハーサル、CDの販売に関する事務手続き、当たって砕けてばかりの宣伝、各ライブ別フライヤー制作、新曲の歌詞の対訳、ポルトガル語の勉強、衣装の準備、等々全てが塊になって私に襲いかかってきたような状態でした。
忙し過ぎて歌の練習の時間が取れない時は一番苦しかったです。

あらかじめちゃんと準備しているようでも、間際になってくると結局バタバタとしてしまうものですね。
しかし準備は大変でしたが、その分期待も高まります。

私にとってはボーカリストとしての自分の人生の一つの節目のようにも感じていました。

さて、「その日」というのは本当に来てしまうものなんです。
一年に一度のスーパムーンの9月28日、ライブ当日は大変気持ちのよい秋晴れの日でした

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あとはもう心を無にして、出来る事をするだけです。

リハーサル時間の少し前にお店に到着すると、もう照明のスタッフが準備を始めていました。
「あ!大きいお店はホール並みに照明さんも居るんだ!」
そんな所までは想いが及ばなかった私。。。


さらにお店の方が「今日は何人ぐらいお客様が来るかわかりますか?」というのですが、「さあ、、、??」
本当にさっぱり予想がつきませんでした。
「一応70くらいかなと思ってはいるんですが、、、意外と50あたりになっちゃうかなという気もするし、もしかしたら80位いっちやうかも?と思ったりするんですが」
さっぱり要領を得ない私の返事はお店のスタッフの何の役にも立たなかったようで、椅子を並べたりするのにも事前にお店の方がいろいろと計画を立てて合理的に仕事を進めようとしているのに申し訳ない事でした。

音のリハーサルはいつものように順調にいきました。

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今回は蓮見氏が動画を準備してくれて、スクリーンにリスボンの風景を映し出す演出も予定しています。
私も休憩時間用のスライドショーを作って来ていたので、その確認もしなければなりません。

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さらに、友人2人が受付の為に駆けつけてくれて,来客の対応とCD販売等を引き受けてくれました。
やはり大きな箱でのライブは準備も大変です。
ビデオ撮影のセッティングも同時進行で行われました。

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大まかな準備が終わって外を見てみたら、もうお客様の列が出来ていました。
入場可能時間の30分も前だというのに、本当に有り難い事です。
列の中には小さなお嬢さんを連れて来て下さった友人の姿もありました。
お嬢さんが退屈しないコンサートにできるかな?

 

 

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立派な楽屋で着替えて本番を待ちます。
そう言えば、この楽屋に昔マンダラのママさんを訪ねて来た時に、私が下手なフラメンコを踊って見せたら,ママさんがまるで本当のお母さんのように優しく「わあ〜〜すごーく上手ねっ!」と、言ってくださったのを思い出しました。
ママさんの、目に見えない力がず〜っとず〜っとず〜っと、見捨てる事なく私を引っ張り続けてくれているのを感じます!

本当に、、、!

 

今日このマンダラで歌えるのも、ママさんが私を可愛がって下さったご縁からというのも有ります。
残念ながらママさんは亡くなってしまったけれど、ママさんの力を貰って私は何でも出来る気がします。


そして今,私はこの楽屋で時が来るのを待っています。

 

結局
この日は予想よりもずっと多く、103人ものお客様が私達のFADOのためにご来店下さいました!

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photo Ravi Izawa


ティアゴさんのポルトガルギターを楽しみにして来て下さった方
ポルトガル料理やワインを楽しみに来て下さった方
足を怪我して松葉杖をつきながら大きな花束を抱えて来て下さった方
仕事を抜けて駆けつけて下さった方
連絡を取り合って連れ立って来てくれた同級生
仙台からわざわざ来て下さった方
ご夫婦でそれぞれご都合をつけて来て下さった方
家にお子さんをお留守番させて来て下さった方
私の恩師ジョゼ先生と奥様
ポルトガル文化センター関係の皆様
日本ポルトガル協会からおいでくださった理事さま
ポルトガル大使ご夫妻

そして、いつも来て下さっている、大切なFADOファンのお客様

皆様本当に有り難うございました!
抱えきれないほど戴いたお花も有り難うございます。

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photo Mariko Sayama

こんなに美しいスーパームーンの夜を、103人のお客様がFADOの余韻を味わいながら帰路につかれたという事が、このファドの夜の美しい締めくくりとしても最高でした。
美しい夢のようなひと時でした。
この夢を私に見せてくれた周りの人全てに  Beijo!

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photo Mariko Sayama


10月5日にティアゴを見送ってから、私は抜け殻状態になり、さらにその後緊張がほぐれたせいか高熱を出して寝込んでいました。
今日やっと熱が下がり、少し楽になりました。
今週は溜まっていたPTAの仕事等もあり、休むことも出来ず厳しい一週間でした。
マラソン選手がレースが終わっても急には止まらないように、私ももう少し上手にペースダウンすべきでしたが、本当にガクッと力が抜けたら、ガクッと体調を崩してしまったというわけです。
次はもう少しゆるやかに力を抜いていかなくっちゃ!
一つ勉強になりました。

明日からまた新曲の練習等徐々に元のペースに戻して行こうと思います!

 ライブ会場でも御好評だったCD
Amazonからお求めいただけます。

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45)FADO in 京都

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45)9月24日、シルバーウィーク空けの京都は肌寒い雨の一日でした。雨に濡れる古都も素晴らしいですが,今日はライブも有りますので遊んでも居られません。
ホテルの部屋でリハーサルをして、夕方祇園のお店に入りました。
お店は四条通りから1本通りを入ったとても便利な場所に有りました。
我々の宿泊しているホテルからは5分の距離です。
久喜さんというとてもとても優しい笑顔の方が私達を待っていて下さいました。
お店は長い木のカウンターが美しい居心地の良い雰囲気です。f:id:masakofado:20151012003448j:plain

初めて来たお店ですが,もう何回も来て出演したことがあるような気持ちになるお店の空気感でした。

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本番前には蓮見氏の知り合いのお客様が数名いらっしゃって、中には京都以外からもお越し下さったお客様もいらっしゃり、雨の中を本当に有り難い事でした。

オープニングアクトにはフレンチポップスのデュオ。
シャンソンとは違い、フレンチポップスは私には解りやすくて(ノリ易くて)楽しかったです。
そして京都のお客様は熱かった!
小さな会場でお客様との一体感が得られやすいというのもありますが、私の予想以上に京都のお客様は私達のFADOを積極的に楽しんで下さって、時には威勢の良いかけ声も有り、なんとなくしっとり大人の夜のライブを予想していたら、あら!その正反対。
大変熱いFADOの夜となりました。

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ティアゴ君も日本のライブハウス初体験、なかなか良い経験になったのではないでしょうか。

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ライブが終了したのは12時近かったのでお客様はお帰りになるのが大変だったかもしれません。
私達は朝までお店で呑んだりセッションしたり、初めてお会いするのにとっても親しくお話し下さるママさんとお話ししたり、あっという間に時間は過ぎて朝になってしまいました。

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さあ、明日(というか今日)は東京に戻ります〜♪

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44)竹原から京都へ Moving Day

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44)9月23日、昨日のライブの余韻も醒めやらぬまま竹原から京都への移動の日となりました。
It was the day of the move to Kyoto from Takehara
In the Mihara city, we ate specialties octopus of cooking a lot.
Tiago's is the person who meeting challenges with adventurous to any food.
In Kyoto we asked a Zen temple of the night.
Also, dinner at the shop facing the beautiful river was wonderful.
宿泊していたホテル大広苑さんでタクシーを呼んでもらって一路三原駅へ向かいます。

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本当は藤井酒造の社長が「日本一景色の綺麗な電車です」と太鼓判を押された呉線に乗りたかったのですが、荷物が多いので 残念! 諦めました。
タクシーで20分ほどで三原駅に着きました。
三原と言えばタコ!
新幹線までまだ90分ほど余裕の有った私達は迷わず駅前のいい雰囲気のお店に。

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お昼ご飯に明石焼とタコのテンプラ、夕べお店の人が釣って来たばかりのさよりの刺身等をいただきました。
それにしてもティアゴさんは何でも食べてくれるから本当に助かります。
このお店はご夫婦で営まれているようですがとてもアットホームで、地元の人が入れ替わり立ち代わりやってきました。
このお店で,三原の海の幸を堪能して我々は無事京都入りしました。

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ホテルにチェックインしたら、まず北の天満宮の東側にある「カステッロ ドゥ パウロ」さんに挨拶に行きました。
このお店は,以前はポルトガルに有ったのですが、最近日本に引っ越して来て、この京都でポルトガルの味を皆さんに提供されています。
昔の酒蔵を改造したお店はとても可愛らしい作りでした。
こちらには、私達のライブのチラシを置いていただいて宣伝にご協力いただいていたのです。
竹原の藤井酒造さんお墨付きのとっておきの日本酒をお土産に,ティアゴさんと私は「カステッロ ドゥ パウロ」さんをお尋ねしました。
生憎パウロさんはお留守でしたが、見ず知らずの私達のチラシを置いて下さった事へのお礼をして、お店を後にしました。

もう夕方でしたので、北野天満宮も閉まっていましたから私とティアゴさんは高台寺のライトアップ等を見学し

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さらに私が昔出演させていただいていたライブハウスを覗いたりして

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京都の夜はふけていきました。


さあ,明日は祇園でライブです!

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43)酒蔵でFADO ~ 魔法の時間でした!

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43)9月22日待ちに待った竹原市でのライブの日です
Nós fizemos um concerto na cervejaria de 1863.
De material de construção destinado tudo natural.
Bambu local é colado nas paredes, fluxo de água subterrânea sob o piso, a grande árvore velha é usado no teto, e uma garrafa de vidro de bebidas alcoólicas tem sido firmemente colocado na sala.
Que em todas as coisas do nosso fado é som, ele criou um grande eco.
A cor quente da luz, multidão de capacidade, drifts aroma de amor bem no quarto.
Foi um momento bonito, como um sonho


昼間ちょっと出かけて回転寿しを食べ(Tiagoさん大喜び!)夕方会場に入りました。

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創業文久3年(1863年)の藤井酒造さんの古い酒蔵は、一部分が酒蔵交流館として開放されていて、龍勢をはじめとする藤井酒造さんの全量純米酒やおしゃれな酒器等を購入出来ます。

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その酒蔵は大変大きさが有り、普通の体育館より大きいくらいに奥行きも幅も有ります。
私達のライブ会場は、その店舗部分の横のとても広い場所で行われました。

 

酒蔵にお客様が100人程入れるスペースを作り(藤井酒造の社長自らフォークリフトを運転してスペースを作ってくださっていました!)、照明、音響、受付、日本酒のショットバーまで出来ていました!
このお話の最初から竹原市NPO法人を取り仕切っておられる土居さんが色々と動いてくださり、当日も地元のNPO法人の方々が来て会場を準備して下さっていたのです。
NPOの方々は宣伝、チケット販売、設営、受付、CD販売、片付けまで,全部引き受けて下さり、予想以上にとてもとても立派なコンサートになっていました。

 


小さな竹原市が街並を保存し,全国からお客様を引きつけ続けている原動力はこういう地域の結束に有るのかなあと思いました。

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そして、酒蔵に夕闇が迫って来た時の魔法のようなあの感覚を,何と説明すればいいのか、、、
衣装に着替えて満席のお客様が待っている会場に向かう時に,酒蔵の古い扉から見えた外の藍色の夕闇とひんやりした土間の空気、、かすかに響き渡る秋の虫の音。
胸がしめつけられるように美しい、、まさに「逢魔が時」とはこういう瞬間ではないかというような、不思議な感覚に襲われました。
おそらく一生忘れられないでしょう。

 

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そんな不思議な感覚のまま会場に染み渡るティアゴのポルトガルギターの音色。
私の大好きな曲carlos paredesの「 verdes anos」を弾いてくれています。
温かい明かりの灯る会場に沢山のお客様、ほんのり香る甘い日本酒のかおりと建物の木や土の匂い。。。。せつなく響くギターの音。。
こんなに贅沢な場面は今までに見た事がありません。

ティアゴのソロの後は蓮見氏のギターも加わって2人のインストゥルメンタルが会場の温度を一気に上げていきます。
さあ、私の出番も近づいてきました。
遠く島根県からも友人が見に来てくれています。
おそらく殆どのお客様がファドは初めてお聞きになるはず。
責任重大です。
意を決して私はその夜の魔法の中に飛び込みました!

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あとでビデオを見てびっくりしました。
お客様からみたステージが、まるでオーチャードホール?と思うくらい豪華に見えるのです。
壁に貼られた竹原の竹の装飾がすごく効果的に舞台を彩ってくれていたんですね!
また、この立派な竹には音も反響して一役買っているんだそうです。
凄いですね!
われわれもこの自然の空間を生かして完全にアコースティックで演奏させていただきました。

コンサート終了後も,NPO法人の方々がものすごい勢いで撤収作業をして下さり、あっという間に魔法の空間は消え去りましたが、その後の打ち上げでいただいた藤井酒造の全量純米酒「酒の道」をいただいた時に,グラスの中からふっとあの土壁の匂いと空気が漂って来ました。
これからも私はこのお酒を戴く度に,この時の事を思い出せるんだと思ってとても幸せな気分になりました。

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NPO法人ネットワーク竹原
NPO法人福祉ステーションただのうみ
NPO法人バンブースポーツクラブ
NPO法人作業所ゆうあい
NPO法人ふれあい館ひろし
藤井酒造酒蔵交流館
ドリュ―カフェダイニングバー
HOTEL大広苑

そしてご来場のお客様。。

本当にありがとうございました

今回の企画を立てて下さった,NPO法人の副会長もされているドリューカフェダイニングバーの土居さん、お嬢さんがいらっしゃるのですが、なんとイギリスのロックバンドのメンバーとしてベースを担当し、メジャーデビューもされているんですよ!
すごい時代になりましたね!

youtu.be

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