『FADOの有る生活 A vida com Fado』  ポルトガル音楽ファドを愛する私のブログ Eu sou uma cantora japonesa cantar fado.      Fado修行の日々や地中海地方の文化についても綴っていきます

ポルトガルの #FADO(ファド)を歌う渡辺エマのブログです。FADOやポルトガルについて紹介します。ポルトガルには他にもワインや料理、世界遺産等魅力が一杯!サッカーのロナウドの故郷でも有ります。

9)プログラム作り

f:id:masakofado:20150219022914j:plain

9)前回のライブで、歌詞の意味をお客様に伝える方法に課題が見つかったので改善点を織り交ぜ、明日の六本木でのライブに向けてプログラムを作ってみました。


ポルトガル語の歌詞は日本人には難しいので、英語のように「聞いていてなんとなく意味が分かる」というものでも有りません。
しかしFADOは心の複雑な想いを切々と歌い上げるタイプの音楽なので、意味が分からないと歌の世界に感情移入も出来ません。
感情を共感出来なければ、聞いているのは逆に辛い音楽です。
強い感情を込めた歌なのでサラッと聞き流せる音楽ではないし、
例えば、あなたの傍で誰かが何か苦しそうに叫んでいても、何語でどういう意味の事を言っているのか分からなければ、それはただの騒音にしかなりませんよね〜。
つまり、一緒に悲しんだり苦しんだり喜んだり出来ないと、その良さも分からないと言う訳です。

そこで、歌詞の訳をライブ前に配ってあらかじめFADOの世界を覗いておいてもらう事にしました。
最近コピー機もパソコンも新しくしたので、使い方もよく理解していないまま作業を始めたからさあ大変!
用紙はA4なのに、設定がA3になっていてやり直しにはなるし、カラーにした為にすごい勢いでインクが無くなってインク交換の合図がピーピー鳴り響き、コピー機の側を離れられないし、歌詞は対訳しなければならないし。
気がついたら夜中になってしまいました。はあ〜

f:id:masakofado:20150824001702j:plain

これでうまくFADOの世界がお客様に伝わるといいんですが。。。
明日はこのパンフレットに歌詞の対訳もつけて来場された方にお配りする予定です。
ギターの蓮見さんも、ライブ用スペシャル親父ギャグの開発で今日一日ご飯も食べずに頑張ったとか!
あれこれ乞う御期待です。

 



ところで、先程35年ぶりに知人から連絡をもらいました。
彼は音楽サークル仲間だった人で、東京で大学を卒業してからお医者さんになって地元の北陸で開業している人なのですが、その彼に私が今FADOを歌っている事を話したら、彼も偶然にもFADOが大好きで、昔久保田早紀さんのコンサートでポルトガルギターを知り、その魅力にはまったんだそうです。

日本でも、久保田早紀さんの他にちあきなおみさんとか、ちらほらFADOを取り入れたアーティストさんも居るんですね〜。
みなさんFADOを日本語にして素敵な作品に仕上げていらっしゃいます。
でも、私はあえてポルトガル語にこだわりたいなあ〜〜〜〜!

ロックを歌っていた時も、原語で歌うというのは私のこだわりなのです。
その為にも今日作ったプログラムがライブの大切なアイテムになりそうです。

さて、今日はこの動画を貼ります。
FADO宣伝として、ポルトガルの大御所ばかり集めた動画です。実際のカーサ デ ファドとは少し異なりますが、とてもいい雰囲気です。


Casa do fado-HD - YouTube

にほんブログ村

http://www.blogmura.com/